■主な新型コロナウイルス感染症対策関連事業
令和4年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策や感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援、コロナ禍における原油価格や電気・ガス料金を含む物価高騰の影響を受けた生活者や事業者の負担軽減を目的とした取り組みを実施しました。主な事業は次のとおりです。
新型コロナウイルスワクチン接種事業(新型コロナウイルス蔓延防止のためのワクチン接種):9,056万円
地域経済活性化支援事業(住民生活の下支えをするため、全町民に1人3千円の地域商品券を配布):3,639万円
スマート農業・省力化農業推進事業(農作業のスマート化による最新の省力化機材の導入支援):3,315万円
燃料費高騰激変緩和対策事業(燃料費高騰の負担軽減のため、排気量に応じて事業用車両の燃料費を助成):2,156万円
大学生等応援給付金事業(臨時特別給付金の対象とならなかった大学生へ1人10万円の給付金を支給):1,781万円
低所得の子育て世帯生活支援特別給付金拡充事業(低所得の子育て世帯に対し、国の給付金に1人5万円を上乗せして支給):1,202万円
小・中学校、こども園における感染症対策事業(感染症対策を強化するため消耗品等の整備):634万円
小・中学校におけるタブレット活用推進事業(タブレット用学習ドリル、ACアダプタの購入):569万円
新生児臨時特別給付金事業(新生児に1人10万円の給付金を支給):350万円
窓口支払業務のキャッシュレス決済導入事業(各窓口での手数料・使用料等公金支払いのキャッシュレス決済を導入):243万円
■令和4年度の市川町の台所事情
町の予算・決算は規模が大きく、科目の名称も分かりにくいため、ここでは令和4年度の市川町の普通会計決算額を1000分の1に縮小し、あえて一般家庭に置き換えてお知らせします。
◇収入
給料・パート収入(町税、分担金負担金、使用料手数料):132万円
親からの援助(地方交付税、贈与税、国・県補助金など):413万円
ローン借入(地方債):48万円
貯金の解約(基金繰入金):21万円
その他の収入(前年度繰越金、財産収入、諸収入など):69万円
合計:683万円
前年度より42万円減
◇貯金とローンの状況
貯金(各種基金の残高):228万円
・うち自由に出し入れできる貯金(財政調整基金)…92万円
ローンの残高(普通会計の地方債残高):651万円
◇支出
食費(人件費):122万円
ローンの返済(公債費):59万円
医療費など(扶助費):77万円
家の増改築、車・家電購入(投資的経費):59円
親戚などへの援助費(補助費など):118万円
光熱水費、通信費、その他物品購入など(物件費):113万円
別生計の家族への仕送り(国保、介護、後期高齢者医療など他会計への繰出金):56万円
貯金(積立金):50万円
その他雑費(維持補修費、災害復旧費など):4万円
合計:658万円
前年度より52万円減
収入-支出(形式収支):25万円
収入面は、コロナ禍からの緩やかな景気回復により給料(町税等)がやや増えたので、貯金(基金繰入金)を多く取り崩さなくても支出を賄えました。
支出面は、今後の家の増改築(投資的経費)などの大きな支出に備えて貯金(積立金)を積立てましたが、今後も医療費(扶助費)や別生計の家族への仕送り(国保、介護など他会計への繰出金)、親戚などへの援助費(下水道等への補助費)などが増えてくることに加えて、物価高騰の影響もあり、厳しい台所事情が続く見込みです。
■令和5年度上半期予算執行
◇一般・特別・企業会計 収入及び支出の状況
(予算額及び執行額 9月末現在)
◇町債の借入先別現在高
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