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保健・医療・福祉のサポートネットワーク ケアステーションかんざきだより

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兵庫県市川町

■陰と陽の呪縛
前回の「ケアステーションかんざきだより」で、お互いの違いを認めて尊重することの大切さをお伝えさせていただきましたが、今回も人それぞれが持っているキャラクター(人格)の違いについてお話したいと思います。
中学生の娘と話をしていると、「あの子は、陽キャグループだから…」、「私は、陰キャだから…」という言葉が出てきます。「陽キャ」とは陽気で明るい性格の人で、クラスの中でも目立つ存在の人のことを指し、「陰キャ」とはおとなしくて真面目で、どちらかと言えばクラスの中では目立ちにくい存在の人のことを指すそうです。思春期の娘にとって、「陽キャ」「陰キャ」は重要事項のようで、自分がどちらに属するのか、事あるごとに母親の私に確認してきます。
私の中学時代は、このような言葉は存在していませんでしたが、私自身も「陰と陽の呪縛」に悩まされている1人でした。姉はスポーツも勉強もできるタイプで、コミュニケーション能力も高く、性別・年齢を問わず友だちがたくさんいました。一方、私は姉とは全く正反対で、コンプレックスの塊でした。大人になってから、その事を姉に話すと、姉は私に対し、うらやましいと思っていたことがあったと聞き、驚いたことを思い出します。
「陽キャ」「陰キャ」という言葉が世間で使われ始めた頃、私はこれらの言葉が大嫌いでした。今もそんなに好きな言葉ではありませんが、人それぞれ役割があり、違いがあるから互いが光ると感じます。
我が娘よ、「陽キャ」が勝ちで「陰キャ」が負けではないよ。自分の強みを見つけなさい。と言いたい所ですが、陰と陽の呪縛から解き放されるのは、時間と経験が必要なようです。

問合せ:ケアステーションかんざき
【電話】32-1910

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