町長 津田義和
市川町のみなさま、町長の津田義和です。
昨年8月に町長に就任してから多くの方との意見交換の場や、各区長様、各種団体の方々から市川町に対する意見、要望を聞かせいただく中で、本町における課題は本当に多くあると改めて認識しているところです。
中でも今一番気がかりなのは少子高齢化です。令和5年度に町内で生まれた子どもの数は27人で、令和4年度より8人減少する一方、高齢化率は40%を超えており、人口減少・超高齢化という大きな課題に直面し、活気ある町づくりに頭を悩ませています。
しかし、市川町にも町の将来を考えてくれる若者がたくさんいます。本町の中高生が地元の課題や将来像を考えるグループ「市川ユース」を結成し、8月下旬に町の活性化についての政策をまとめた発表会が開催され、貴重な意見を聞かせていただきました。
その中で、(1)町の人口の少なさが活力をなくしているこの町に若者の新しい視点を取り入れる(2)広報紙も幅広い世代が読みたくなるようなものに(3)国際交流を再開してほしい(4)町内を流れる市川の活用などを提言いただきました。
若い人がわが町に関心を持ち、地域が持つ価値に目を向け、新たな可能性を広げてくれるような提案に感銘を受けました。是非、本町の町づくりに反映できるよう検討していきたいと思っております。
また、町においても人口減少対策とあわせ、活気あるまちづくりを進めるため企業誘致を前へ進めています。雇用の創出と交流人口を増やすため、多くの企業に市川町に来ていただき、その従業員の方には本町に定住していだくことができればと施策の検討を重ねているところです。
田園風景豊かな市川町でスローライフを楽しみながら、すべての世代の方が安心して心豊かに生き生きとした暮らしができる町づくりに挑戦していきたいと考えています。
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