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保健・医療・福祉のサポートネットワークケアステーションかんざきだより

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兵庫県市川町

◆心と心のつながりを大切に~対話の大切さを改めて考える~
最近では、仕事やプライベートに関わらずSNSやメールなどを使ったコミュニケーションが増えています。一方、若い方を中心に、対面はもちろんのこと電話でのやり取りさえ少なくなっています。このような中で、対話する力の低下が危惧され、いろんな工夫が試されています。
たとえば、子どもたちへの絵本の読み聞かせなどでは、大人が絵本を読んで子どもが静かに聞くという従来のスタイルとは違って、「このあと、どうなると思う?」と次の展開を想像したり、「どう思った?」と感じたことをお互いに話すなど、対話をしながら読み進めていく手法も注目されています。これまでの、質問への対応や内容の解説で読み聞かせを中断しない読み聞かせの良さもありますので、どちらの方法も試してみるとよいかもしれません。
ところで、なぜ対話が大切なのでしょうか?対話とは決して一方通行ではなく、お互いに対等な立場で意見を交換することで、改めて相手の気持ちを理解したり、本当の自分の気持ちを知ることができます。相手と意見が食い違う時には、自分の気持ちに折り合いをつけながらバランスをとっているのではないでしょうか。このような積み重ねを通して、人は心と心がつながっていくような感覚を持つのだと思います。
性別、国籍、文化や宗教など様々な違いを持った人々が共存していく時代において、違いを受け入れ、認め合い、誰もが自分らしく生きやすい社会をつくるためには、今こそ対話の力が必要ではないでしょうか?
スマートフォンなどで「情報の発信や受信」、「短い文のやり取り」を当たり前に繰り返す中で、時に傍にいる人より優先していることがありませんか。秋の夜長、少しスマートフォンの画面から目を離して、目の前の人とゆっくり語り合ってみてはいかがでしょうか。

【電話】32-1910

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