津田義和町長からのメッセージ

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市川町の皆様、町長の津田義和です。町長就任から早7か月が過ぎ、花の便りに心躍らせる季節となりました。入学・就職などの新たな門出を迎えられる皆様には、素晴らしいスタートとなりますことを心よりお祈り申し上げます。
さて、2月に4年ぶりに開催した兵庫市川マラソン全国大会では、ゲストランナーとして地元鶴居中学校出身の岩見秀哉選手を迎えました。彼は小さい頃から走ることが大好きで、努力を惜しまず練習に励み、青山学院大学在学中には、箱根駅伝に3年連続で出場し、2020年には総合優勝のメンバーとなりました。彼の指導に私も関わっていましたが、今でも忘れられないエピソードがあります。それは、彼が小学3年生で出場した市川マラソンで、スタート直後に片方の靴が脱げてしまったのですが、そのまま2kmを走り切っただけでなく、大会新記録で優勝を成し遂げたことです。現在は住友電工陸上部に所属し、世界に挑戦する選手となっていますが、あの時の「絶対に優勝するんだ」という彼の強い気持ちを目の当たりにし、本当にすごいと思いました。
本町からあの箱根駅伝の優勝メンバーが出たということを誇りに、スポーツを通じた町づくりにも力を入れていきたいと考えています。人口の減少が激しく、子どもたちを取り巻く環境は厳しいものがありますが、近隣町と協力しながら大好きなスポーツができる環境を作ってまいりたいと思っています。
また3月議会では、高齢者の方の移動手段確保について審議していただき、町内を走るコミュニティバスを週2日から平日5日に拡充することや、住民税非課税者で運転免許証を持たない65歳以上の方や要介護認定を受けている方等に1万円分のタクシー利用券を配布することを予定しています。
引き続き、町民の皆様全員が住みよい町、住み続けたい町づくりの実現に向け取り組みを進めてまいります。