◆小岩芽生さん
《作家プロフィール》
小岩芽生(こいわめい)
1999年、神河町生まれ
広島市立大学芸術学部
広島市立大学芸術学研究科卒業
現在市川町で活動中
《主な展示》
広島県マリホ水族館「エビカニ美術館」壁画制作、木彫展示(2021年)
広島県ギャラリーunite’個展「自然のおくりもの展」(2021年)
広島県広島市立大学個展「新作展」(2023年)
広島県入船山秋祭り木彫展示(2023年)
元々何かを作ることが大好きで、木彫で動物をモチーフにした作品を制作している小岩さん。高校生の頃、ケヤキを使った立体的な枯れ葉を表現した作品が第41回全国高等学校総合文化祭(みやぎ総文2017)に選出され、その作品をきっかけに木彫を始めました。丸太を自分の手で形にして意味のあるものに変えられる点に惹かれ、高校卒業後は広島市立大学へ進学し、彫刻、木彫について研究されました。
《どうして木彫で動物を作り始めたのですか?》
大学に住み着く猫とのふれあいから猫が人の生活や文化に溶け込む作品像を考え、擬人化した猫の木彫に辿り着きました。肖像彫刻だけでなく、猫の『隠れる』という習性から発想した『食材に潜む猫シリーズ』なんかも制作してみました。
《どうやって作るのですか?》
作品はクスノキの丸太、角材から主にチェンソーや鑿(のみ)で形を作り、電動彫刻刀で動物の細かい毛並みを表現します。油絵具で数日の重ね塗りを経てようやく完成です。
《今後の目標は?》
ワークショップの開催や、美術館や店舗、施設などに展示させていただく事が目標です。多くの方々の目に留まるような作品を生み出していきたいです。
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