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こちら町長室

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兵庫県新温泉町

■役場の役割
新年度がスタートし、2か月が経過しました。今年度、役場の正規職員(病院等含む)は、19人加わり270人となりました。会計年度職員の約300人を含め、合計約570人でスタートしました。
新人には、いつまでも初々しさと同時に緊張感を持ち続けて仕事に取り組んでほしいと思っています。また、2年目以降のベテラン職員は初心を忘れず、さらなる緊張感を持って、町民の皆さんや仕事に向き合わなければなりません。町内最大の職場である役場は様々な条例や制度を作り、それらを運用することで町の方向性を示すと同時に、住民生活を裏方として支えるという大きな役割を持っています。

■職員の意識
職員の「町のリード役と裏方」の二面性を認識するために必要なことは、住民と普段から触れ合う場を大切にし、積極的に参加することが何よりも重要です。普段の何気ない会話の中に町の抱える課題や将来の方向性が見えてくるものです。まず職員は町民の皆さんに顔と名前を憶えてもらうよう努めなければなりません。そして、常に問題意識を持って仕事に向き合うことで将来の方向性を見出すことができます。

■村を知る
令和2年10月の国勢調査では、約5000の世帯、60の集落があり、その内、限界集落は22集落あります。戸数が10戸以内の村や人口十数人の村もあります。高齢化率は41%を越えました。また、一人住まいの世帯は約600世帯、夫婦二人住まいは約800世帯あります。赤ちゃん誕生は年間約60人前後、亡くなる方は年間約230人前後、結婚はここ5年間の年平均は30組、離婚は12組となっています。さらに20歳から50歳の男性の5割、女性の3割が未婚です。職員は町の現状を常に把握する必要があります。

■個人情報
役場には膨大な個人情報が集められています。職員は必然的に多くの個人情報に触れることになり、所得や納税や資産の実態、さらに家族の関係など他人に知られたくないことを職員は知ることになります。私も含め、職員が何よりも気を付けなければならないことは、町民の情報を知ることで上から目線にならないようにすることです。個人情報の所有者は個人その人のものです。常に謙虚な姿勢で町民に向き合うことが大切です。

新温泉町長 西村銀三

※「こちら町長室」の動画(CATV版)は、町ホームページの『町長の部屋→こちら町長室』でご覧いただけます。

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