外国人の人権を考える 多文化のトビラ

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今年になって、色々な地域のイベントやお祭りなども戻ってきましたね。ハピタンでも、「ワールドキッチン」というイベントが始まりました。毎回日本語教室に通っているメンバーが先生となり、自分の国の料理をみんなで作ります。
1回目は中国のおかずクレープ「春餅(チュンピン)」。ジャガイモやニンジンをクレープでクルクル巻いて、お好みで辛いソースをつけて食べます。
2回目は、ベトナムの「生春巻き」。レストランでも食べたことがある方もいると思います。テーブルに具材を並べて、それぞれが好きなものをライスペーパーにのせて、くるくる巻きながら食べるのが本場流だそう。日本の手巻き寿司みたいですね。
3回目は、我らが日本の「手巻き寿司」。刺身、納豆など初体験の参加者も。みんな果敢に挑戦していました。
お気付きの方もいると思いますが、1回目から3回目まで見ていただくと、どれも「巻く」料理です。同じ巻く食べ物でも、国によって色々な料理があるのですね。
一緒に料理を作ったり、美味しい料理を囲んでいると、自然と会話も弾み、交流が深まります。食文化を通して、相手の国のことに興味も湧きます。今年度は、ハピタンのメンバーだけではなく、ワールドキッチンに地域の方々にも参加していただいて、より交流を拡げていきたいと考えています。

文・写真　松岡千都さん