文字サイズ
自治体の皆さまへ

農業委員会情報No.152―新年のごあいさつ

4/42

兵庫県新温泉町

■新温泉町農業委員会会長 小谷正美
新年あけましておめでとうございます。健やかに新春を迎えのこととお喜び申し上げます。
新温泉町農業委員会に対しまして格別のご支援とご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。
農業委員の改選に伴い、令和5年10月の新温泉町農業委員会総会におきまして、会長の職を再任いただきました。
田中充会長代理、農業委員と農地利用最適化推進委員が連携し、地域農業の更なる発展を目指し活動を進めていきます。
さて、昨年は新型コロナウイルス感染症患者が減少傾向となり、感染症の位置づけも「2類から5類」に移行され、感染以前に戻りつつありますが、収束には至っていません。現在は季節性インフルエンザの感染が例年より早く急拡大となっています。感染防止策の徹底を行い活動していきます。
農業は、農業生産活動を通じて新温泉町の自然環境・景観の保全など様々な多面的機能を有しています。
人口減少社会が到来する中、農業従事者の減少、高齢化や担い手の不足、遊休農地の増加等、農地が適正に利用されなくなることが懸念されています。特に高齢の小規模農家で支えられている新温泉町の農業は維持困難となります。
従来は、地域での話合いにより、人・農地プランを作成、実行していましたが、今後、高齢化や農業者人口の減少により耕作放棄地が拡大し、農地が適正に利用されなくなる恐れがあります。
このため、人・農地プランを法定化し、地域での話合いにより目指すべき将来の農地利用の姿を明確化する「地域計画」(目標地図)を定め、それを実現するため幅広く、農地の集積・集約化を進める農業経営基盤強化促進法が令和5年4月に施行されました。
これまで皆さまが守り続けた農地を、次世代に引き継いでいくため、作業時間、生産コストを減らすことが期待できる農地の集積化の実現にむけ、「地域の農地を誰が利用し、農地をどうまとめていくか」、「農地をどのように維持・発展していくか」、集落内で幅広い意見を取り入れながら地域と関係者が一体となって話し合ってみませんか。

▽農業委員会の活動
定例総会は、毎月1回開催し、農地法に基づく農地の権利移動・転用等の許認可及び転用事案の審査等を行っています。加えて農地パトロールを実施し遊休農地拡大の阻止への取組、高齢者大学へ園芸の講師派遣も行っています。農業委員・農地最適化推進委員とともに、各地域の農会長、集落営農組合、認定農業者の方々と連携を取りながら集積を進める活動を行っていきたいと思います。
農地等に関する事は、農業委員・農地利用最適化推進委員または事務局へご相談をしてください。
本年も皆さまのご健康とご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

問合せ:農業委員会事務局(農林水産課内)
【電話】82-5626

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU