今年度は、にほんご広場ハピタンで新しい試みが始まりました。その名も「新温泉町多文化共生プロジェクト」。日本語教室の学習者の皆さんと各地域を回り、地域で大切にされている体験活動を一緒に行う中で、それぞれの文化の相互理解や、交流をするというものです。
トップバッターは6月に久斗山地区でした。公民館の庭で、地域の皆さんと力を合わせてカレー作り!なんとインドネシアの皆さんは初めてのカレーライスだそうです。地域のお子さんもいるので甘口にしたため、インドネシアの皆さんには少し物足りなかったのか、七味をパッパッパッ!「そんなにかけるの!」と地域の方と話も弾みます。
カレーでお腹いっぱいになった後は、ホタル鑑賞会。木立を縫って瞬くホタルが一匹、また一匹とこちらに近づいてくる度に、みんなの歓声が上がります。イギリスでもアメリカでもホタルは見れるということですよ。
2回目は、赤崎地区。公民館長の二階堂さんに教わりながら、藍染め体験です。クシュクシュしたり、木の板を挟み込んだり、様々な技法を教わって、Tシャツや手拭いを染め上げました。同じように丸めたつもりでも、出来上がる模様は千差万別。面白いですね。藍染めに没頭した後は、台湾料理のルーロー飯を食べました。
町内に住んでいても、家と職場の往復がほとんどという外国人住民もいます。せっかく縁があってこの町に来てくれたのだから、地域の文化を知ってもらったり、地域の方々と交流してもらいたいですね。
今後も色々な地区を回る予定です。お楽しみに!
文 松岡千都さん
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