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新温泉町文化会館だより

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兵庫県新温泉町

■第12回文化会館観月会を開催
文化会館では、毎年、中秋の名月にあわせ観月会を開催しており、本年度で12回目となりました。
文化会館では現在、6教室で54名の教室生が活動をしていますが、教室生の交流を主目的とした文化会館観月会を9月17日(火)に開催し、30名の方々にご参加いただきました。
午後6時30分に開会した観月会は、人権学習でスタートしました。今年の学習テーマは「お互いを生かし合うための人権」、人権ビデオは『多様性入門』を視聴しました。
お茶席では、茶道教室講師の指導のもと、着付け教室講師に着付けをしていただいた茶道教室生6名の方々にお点前をしていただきました。
お点前は「点茶盤にて盆略点前」、茶道具は、茶碗は「兎:鳥獣戯画」「菊の絵」「桔梗の絵」など、棗は「陽斎」作の「春秋」、茶杓は沖縄民芸茶杓、床飾りとして、柳生芳徳寺の橋本紹尚の真筆「清風払名月」を飾り、大変厳かな雰囲気のなかでとても味わい深いお茶をいただくことができました。
珈琲席では、焙煎珈琲教室生が、会場内でブラジル、マンデリン、コロンビアの3種の生豆を深入り焙煎し、香り豊かな曳きたての珈琲をふるまってくれました。深入り焙煎は、酸味はほとんどなく苦みに焦げた風味があり大変美味しくいただきました。
生け花は、生け花教室講師に、4種(ノイバラ、パンパスグラス、ケイトウ、ワレモコウ)の花材を使った初秋を感じさせる作品を活けていただきました。
つまみ細工教室講師には、「満月を背にたたずむ六体地蔵」の作品を制作していただきました。
料理教室講師と教室生には十五夜にちなんで、15個のお団子を三宝に積み上げたお月見団子と、今秋に収穫された薩摩芋・里芋・栗・稲穂・枝豆をお供えし、お茶席菓子として羊羹、珈琲のお供としてはレーズンケーキを作っていただきました。
この日は、中秋の名月の当日にあたり、雲一つない夜空の中の月を愛でながらの観月会になりました。
教室生の手作りによる観月会は教室生同士が交流を深め、心が癒える素晴らしいひと時になりました。

■DVD「多様性入門」を視聴
企業では今、多様性を尊重することへの重要性がますます高まっています。企業内には、以前と比べて多様な価値観、多様な属性を持った働き手が増えており、また、均一な商品・サービスではフォローしきれない多様なニーズが社会に生まれています。
多様性とは、外国人、障がい者、高齢者などの多様な価値を私たちが受け入れることと認識されていますが、この作品は、その思い込みに対して一石を投じるものになっています。多様性とは、ある集団が多様な人を受け入れようという認識ではなく、集団に属するすべての個人がそれぞれに個性を持ち、それぞれの違いをお互いに認め、生かし合うことだということをテーマに据えています。

問合せ:新温泉町文化会館
【電話】82-3328

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