フレイルとは、健康な状態と要介護状態の中間の段階を指します。
年齢を重ねていくと、心や身体がダメージを受けた後の回復力が低下し、放っておくと要介護状態に変化していきます。フレイルの段階であれば健康な状態に戻ることは十分に可能です。フレイルの兆候に早く気づき、改善を図ることが大切です。
■身体的・心理的・社会的3つのフレイル
フレイルは大きく3つの種類に分かれます。
(1)身体的フレイル
高齢期になると、筋力は自然と低下していきます。また、運動器の障害で歩く速度が低下したり、つまづきやすくなることが代表的な例です。
(2)栄養バランス・お口の衰え
高齢期では食事量が減り、体重が減少しがちです。低栄養状態になると、免疫力も下がり、風邪や肺炎など感染症にかかりやすくなったり、骨粗しょう症などを引き起こし、要介護状態になってしまう危険性が高くなります。また、よくかめない、食べこぼすなどお口の衰えは全身の健康へ影響してしまいます。
(3)社会的フレイル
社会とのつながりが希薄化することで、閉じこもりがちになり、認知機能の低下やうつ状態へと陥りやすくなります。
身体活動・栄養(食・口腔機能)・社会参加がポイント!いつまでも元気で自立した生活を送りましょう。
■いきいき百歳体操で地域の皆さんと健康な生活を目指しませんか?
町の取組として『いきいき百歳体操』を推進しています。
この体操は、椅子に腰をかけ、手首や足首におもりを付けてDVDの映像やCDの音に合わせて行う介護予防の体操です。それぞれの体力に合わせて実施できるので、年齢に関係なくどんな方でも行うことができ、介護予防効果が立証されています。いきいき百歳体操は、地区や有志のグループなど、地域住民が主体的に行っており、町内42か所で取り組まれています。
自宅に閉じこもり、フレイルリスクが高まる冬季間に、『いきいき百歳体操健康ポイント制度』を実施しています。今年度は、10月~1月の期間内に、地区の体操に、8割以上参加した方に景品を進呈します。
ぜひ、お近くのいきいき百歳体操にご参加ください。
問合せ:地域包括支援センター
【電話】82-5623
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