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自治体の皆さまへ

外国人の人権を考える 多文化のトビラ

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兵庫県新温泉町

前回の多文化のトビラでは、お正月の津波警報発令時の外国人住民の難しさや不安についてお伝えしました。その後、役場の担当課や町の議員の方々が動いてくださり、外国人住民にも伝わる情報の伝え方を模索していただいております。新温泉町から災害時にくるLINEでは、多言語で書かれた画像の掲載をしていただけることになりました。目をひくイラストと共に、やさしい日本語、英語、ベトナム語、インドネシア語、中国語、ミャンマー語ですぐに高台へ避難するよう呼びかけるものです。これで、災害時に一人でも多くの皆様に呼びかけが届きますように。
また、3月にはハピタンで、町による出前講座「外国人の為の防災講座」を開催しました。当初、10名程の参加を見込んでいたのですが、当日急な仕事や当時町内で猛威をふるっていた風邪などで、参加者1名(+ボランティア5名)という目を覆いたくなるような状況でのスタートでした。しかし、仕事帰りに駆けつけてくれた皆さんのお陰で、なんとか最終的には7名の参加となりました。参加してくれた外国人住民の皆さんには、災害時の身の守り方や多言語での災害情報発信をしてくれている「ひょうご防災ネット」の登録もしてもらいました。備えあれば憂いなし。これからも、いざという時に出来るだけ多くの方が助かるよう、取り組んでいきたいと思います。

文・写真 松岡千都さん

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