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農業委員会情報No.153―新年のごあいさつ

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兵庫県新温泉町

新温泉町農業委員会会長 小谷正美

新年あけましておめでとうございます。健やかに新春をお迎えのこととお喜び申し上げます。新温泉町農業委員会に対しまして格別のご支援とご協力を賜り、心よりお礼を申し上げます。
農業委員会は農業委員(11名)と農地利用最適化推進委員(6名)が連携し、地域農業の更なる発展を目指し活動を進めていきます。
農業は、農業生産活動を通じて新温泉町の自然環境・景観の保全など様々な多面的機能を有しています。
人口減少社会が到来する中、農業従事者の減少、高齢化や担い手の不足、遊休農地の増加等、高齢の小規模農家で支えられている新温泉町の農業は持続困難になることが考えられます。あなたの暮らす地域農業を次の世代に残すために、地域計画の策定が求められています。農業者と地域の皆さんで話し合いを進めましょう。農業委員会も参画します。

(1)地域の現状と課題を整理する
現在、誰がどの農地を耕作・管理しているか地図を見ながら、畦畔の草刈や水路の掃除など、地域の中で困っていることについて話し合います。
これまで農家が個人で解決できなかった、人と農地にかかわる問題について、地域全体で話し合います。(後継者がいない、遠方に子どもがいるが管理できるかわからない、など。)

(2)耕作できる農地、できない農地を考える
地域の人手や機械、設備等を踏まえて、農地の耕作が続けられるかどうかを話し合います。山際や鳥獣被害により耕作の難しい農地は、景観作物の栽培や植樹による転換などによる保全も視野に入れます。

(3)5年後「耕作ができる農地」を誰が耕作をするかを考える
地域で考えた耕作できる農地について、規模拡大を望む担い手やリタイアを考えている自給的農家など、それぞれの予定を照らし合わせ、地域全体で効率的な農地の利用ができるように、農地中間管理機構(農地バンク)等を活用しながら農地の集積・集約の計画を立てます。こうして農地の利用を明確化する地域計画(目標地図を含む)の案ができあがります。
地域で話し合った内容や、農地集積、農業の将来像をとりまとめた「地域計画」は、農地バンク、農業協同組合、土地改良区などの関係者の意見を聞いたあと、縦覧を経て、町によって公告が行われます。

■農業委員会の活動
定例総会は、毎月1回開催し、農地法に基づく農地の権利異動・転用等の審査を行っています。加えて農地パトロールや遊休農地調査、高齢者大学へ園芸の講師派遣も行っています。農業委員・農地利用最適化推進委員とともに、各地域の農会長、集落営農組合、認定農業者の方々と連携を取りながら集積を進める活動を行っていきたいと思います。
農地等に関する事は、農業委員・農地利用最適化推進委員または事務局へご相談ください。
本年も皆さまのご健康とご多幸を祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

問合せ:農業委員会事務局(農林水産課内)
【電話】82-5626

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