■Hさん(50歳代女性)
都市部で一人暮らしをしている娘が、鍵を紛失し、夜に帰宅した時に部屋に入れなかった。スマートフォンで開錠サービスを検索し、「見積無料」「開錠は2000円~」と表示されていたので、このくらいであれば支払えると思い、事業者へ電話をかけた。電話に出た男性から「鍵の種類によっては金額が変わってくる。料金は現地に行ってから」と言われた。約2時間後に作業員が来て、鍵の種類を確認し開錠にかかったが、金額の説明はなかった。作業終了後に10万円を請求され、高額ではあったが、夜でもあり、仕方なく近くのコンビニで現金を引き出して支払った。10万円は高すぎると思うので払いすぎた分を返してもらいたいと言っている。
▽クーリング・オフができる?
見積りのために呼んだ事業者とその場で契約した場合、広告などの表示額と実際の請求額が大きく異なる場合などは、クーリング・オフができる可能性があります。
▽料金などに納得できないときは、その場で支払わない!
広告では数百円からと書かれていたのに作業後に数十万円の請求を受けた、作業内容に納得がいかないなどの場合は、後日納得した金額で支払う意思があることを示しつつ、その場での支払いはきっぱり断りましょう。
▽広告をうのみにしない!
必要な作業は一様ではなく、時間帯や現場の状況次第では必ずしもインターネット広告に掲載された料金で依頼できるとは限りません。「○○円~」などの安価な金額表示はうのみにしないようにしましょう。また、出張費やキャンセル料の確認もしましょう。
おかしいな、困ったなと思ったら、早めにご相談ください。
相談は無料で、秘密は厳守します。
問合せ:新温泉町消費生活センター(町民センター内)
相談受付:月~金曜日(祝日、年末年始を除く)
連絡先【電話】92-2070(直通)
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