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こちら町長室

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兵庫県新温泉町

■鳥取県と新温泉町
2月2日、鳥取市で「鳥取但馬会」の新年祝賀会が開催されました。但馬からは、74名と来賓20名の参加があり、但馬出身の多くの方々が活躍されています。

■浜坂道路II期工事
現在、全長7・6kmの浜坂道路II期工事が行われており、令和10年度に完成予定です。全体の約8割はトンネル区間で、6つのトンネルと4つの橋梁で繋がります。総工費620億円、約57%の進捗率(昨年12月現在)です。
この浜坂道路を含む山陰近畿自動車道は平成6年に事業化決定されました。鳥取市から宮津市まで全長120kmで、この30年間で47・6km(約40%)が完成しています。また現在24・9km(21%)が事業中となっています。

■山陰近畿自動車道整備推進決起大会
早期全線開通を促進するため、1月21日、東京の衆議院会館で、京都府、兵庫県、鳥取県の3府県合同の決起大会が開催され、約250名が参加しました。3府県の知事や多くの国会議員と国土交通省の道路局長などが出席し、関東在住の新温泉町出身者13名にもご参加いただきました。

■因幡・但馬麒麟のまち連携
平成30年4月1日、1市5町(鳥取市・岩美町・若桜町・智頭町・八頭町・新温泉町)の「麒麟のまち連携中枢都市圏」の連携協約が結ばれました。平成元年に香美町も加わり1市6町の麒麟のまち(人口規模で約25万人)の本格活動が始まりました。1市6町で共通する観光振興など80の事業を選び、活性化につなげる活動です。
2月4日、第3回麒麟のまち創生戦略会議において、新たに18事業を軸にした「因幡・但馬麒麟のまち創生総合戦略」を打ち立てました。1市6町の持続的・一体的な発展につなげます。

■鳥取市まで30分圏内に
令和5年3月、岩美道路3・5kmが完成し、新温泉町役場から岩美町役場までわずか12分で行けるようになりました。浜坂II期工事が完成すると鳥取市中心部まで30分圏内となり完全な通勤圏になります。
現在、出産や医療関係でも鳥取市内の事業所を利用されている方が多くいます。買い物、学校、勤務、遊びなども鳥取市とのつながりは太くなる一方です。

■通勤・通学
令和2年国勢調査によると鳥取県に通勤する人は523名、城北高校などに通学する生徒は79名で、鳥取県から新温泉町に勤務する人は291名でした。通学は県境制度の壁がありゼロです。

■転出・転入
令和2年国勢調査によると、鳥取県に転出した人は204名(鳥取市に152名、岩美町に52名)で、鳥取県からの転入は84名(鳥取市から64名、岩美町から20名)でした。

■転出の背景
鳥取県の最低賃金は957円、兵庫県は1052円で、95円の差があります。鳥取県では賃金は安い一方で、家を建てても、土地を買っても兵庫県より安くすみます。兵庫県で働き、鳥取県で生活することを選ぶ方もでてきました。給与の高い兵庫県で働き、物価が安く、にぎわいのある鳥取県で生活する。その場合、税収は鳥取県に流れます。
浜坂道路II期工事が完成すると、さらにその流れは加速されると予想されますが、その逆も考えられます。車で30分圏内となり別の流れができる可能性があります。

■ベッドタウン
新温泉町で自分の力を生かし、希望する仕事を求めることは難しい現状があります。しかし、新温泉町の素晴らしい自然環境や豊かな食材や温泉を軸に、この町に住まいの拠点をおいていただける可能性も期待されます。人が増え、子どもも増え、賑わいも出てきます。
麒麟のまち圏域のベッドタウンとして『選ばれるまち』になるために、これからは住宅環境の整備に力を入れてまいります。

新温泉町長 西村銀三
※「こちら町長室」の動画(CATV版)は、町ホームページでご覧いただけます。

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