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子どもたちの未来のために 地域とともにある学校づくり

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兵庫県朝来市

市教育委員会は、学校と保護者および地域住民などから信頼され、子どもたちの豊かな学びと育ちの創造をめざし、令和2年度から市内全小中学校で学校運営協議会制度を導入しています。
そこで、学校運営協議会制度の概要についてお伝えするとともに、先日開催された「朝来市学校運営協議会合同研修会」の内容や今後の学校づくりの方針についてお知らせします。

■コミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)とは
□学校運営協議会制度とは?
学校教育に対する要請が多様化・高度化する中で、公立学校が国民の期待に十分応えることができるよう、公立学校の管理運営の活性化を図るため、地域の住民や保護者がより主体的に学校の運営に参画することを可能とする制度です。これにより、地域の住民、保護者の意向に的確に対応した教育活動を実施し、信頼される学校づくりを進めることが可能になります。

□コミュニティ・スクールとは?
学校運営協議会制度を導入した学校で、学校運営への保護者、地域住民などの参画と協働を促進し、学校を応援し、地域の実情を踏まえた特色ある学校づくりを進めることを目的とする仕組みです。

□朝来市学校運営協議会とは?(規則抜粋)
市の風土、文化、さらに地域の特色を生かし、地域に開かれ、地域に支えられた地域総ぐるみの学校づくりをめざし、保護者および地域住民などの学校運営への参画と協働を進めることで、学校と保護者および地域住民などとの双方向の信頼関係を深め、子どもたちの豊かな学びと育ちの創造を目的として設置されています。対象学校長は、(1)教育課程の編成に関すること、(2)教育目標に関すること、(3)組織編制に関することについて、基本的な方針を作成し、協議会の承認を得て取り組むこととされています。
これにより、学校や地域、子どもたちが抱える課題に対して、当事者意識をもち、役割分担しながら連携・協働による取り組みが可能になります。

■朝来市学校運営協議会合同研修会を開催~さまざまな世代の皆さんが活発に議論
8月23日(水)、市内13の学校運営協議会代表者と各中学校の代表生徒合計36人を対象に、「朝来市学校運営協議会合同研修会」を開催しました。
本事業は、県委託事業「コミュニティ・スクールの導入推進および活動の充実を図る実践研究」を活用し、社会に開かれた教育課程の実現や学校における働き方改革、学校課題の解決に向け、市内各小・中学校にあるコミュニティ・スクールの仕組みを効率的に活用して、それぞれの活動の質の向上を図ることを目的に実施しました。
講義では、文部科学省からコミュニティ・スクールの実践に携わった実績を有する「CSマイスター」の大谷裕美子(おおたにゆみこ)氏から「地域とともにある学校づくり~子どもたちの未来のために~」と題し、事例紹介や「地域と学校がどんな子どもを育てたいか」などの内容で講義が行われました。その後の演習では、市内各中学校の代表生徒に対し、運営委員の皆さんから、地域活動の魅力が伝えられたほか、どういった地域活動であれば参加するのかなどの質問が出されるなど、活発に意見交換が行われました。
今後も市教育委員会は、学校運営協議会・社会教育・家庭教育・教育委員会がより一体的に推進するコミュニティ・スクールの運営を推進していきます。

問い合わせ先:学校教育課
【電話】672-4930

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