文字サイズ
自治体の皆さまへ

新たな公共交通体系の確立に向けたアンケート調査結果

3/32

兵庫県朝来市

市では、新型コロナウイルス感染症拡大による外出自粛などの大きな社会環境を取り巻く変化があったことなどをふまえ、現状の市民の皆さんの移動状況や地域公共交通に対する意向などを改めて調査し、今後の地域公共交通に関する検討資料とするため、この度アンケート調査を実施しました。その調査結果の概要についてお知らせします。

■アンケート調査の概要
対象:市内全世帯
配布方法:広報誌に同封する形で全戸配布
回答数:1,966枚
回答期間:6月広報配布時から6月30日まで

1 日常生活の主な移動手段
〔アンケート調査結果〕
市全体では「自家用車(自分で運転)」の割合が高く、7割以上を占めています。鉄道やバス、タクシーなどの公共交通の利用割合はいずれも1割以下となっています。
〔アンケート調査結果からわかること〕
日常生活の移動においては、自家用車や家族の運転する自家用車で移動する人が多く、公共交通を利用して移動している人が少ないことが分かります。

2 公共交通の利用頻度
〔アンケート調査結果〕
市全体では「利用していない」が最も多く、6割以上になっています。利用頻度が上がるにつれ、利用頻度の割合が少なくなっています。
〔アンケート調査結果からわかること〕
恒常的な通勤や通学ではなく、買い物や通院といった一時的な利用が主な利用目的となっていることが分かります。

3 公共交通の利用促進
〔アンケート結果〕
公共交通の利用促進のために市が取り組むべきことについては、「運転免許証返納時のサポート」が最も多く、約4割になっています。
〔アンケート結果からわかること〕
将来的に自家用車が運転できなくなった際に、安心して利用できる公共交通を求めている市民の割合が多いことが分かります。

4 理想的な日常生活の移動サービス
〔アンケート結果〕
日常生活での理想的なサービスとしては、「目的の場所で降りられる」の割合が約6 割、続いて「料金が安い」「自宅まで迎えにきてくれる」が続いています。
〔アンケート結果からわかること〕
理想的な交通手段としては、自宅から目的地までに移動できる、いわゆる「ドアtoドア」のサービスが求められています。

■アンケート調査を終えて
今回、市内全世帯を対象とした公共交通に関するアンケート調査を実施しました。アンケート調査結果から、現在は移動手段に困っていないものの、将来的に運転免許返納後の移動手段に不安を持たれている市民の皆さまが多いことがわかりました。
また、自宅から目的地まで低料金で移動できることが、理想的な日常生活の移動サービスとして求められていることから、現在の移動形態よりもきめ細やかな移動手段が必要になってきます。
市としては、市民の皆さまからのご意見を総合的に判断し、新たな移動手段としてなるべく早い段階でお示しできるように、現在関係者との調整を行っておりますので、今後とも市が行う公共交通施策の推進に対し、市民の皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いします。
なお、その他のアンケート調査速報値については、下記のアドレスまたは2次元バーコード(本紙参照)からご確認ください。
【URL】https://www.city.asago.hyogo.jp/soshiki/3/11933.html

問い合わせ先:総合政策課
【電話】672-6110

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU