市は11月18日(土)と19日(日)の2日間、第30回全国山城サミット・朝来大会を開催しました。また、このサミットの開催に合わせ、竹田城跡で竹田小学校の児童らが手作りした籐(とう)細工を使ったライトアップイベント「天空のあかり」が17日(金)から19日(日)まで開催されました。
初日の18日(土)は、和田山ジュピターホールで開催。オープニングセレモニーでは、和田山虎臥陣太鼓や書道家の華汀(かてい)さんによる書道パフォーマンスが披露されました。シンポジウムでは、俳優の高橋英樹(たかはしひでき)さんと城郭研究者の千田嘉博(せんだよしひろ)奈良大学特別教授が「竹田城跡の魅力」をテーマとした対談やVRやARを活用したした観光振興についてのパネルディスカッションを行いました。対談で千田さんは「石垣だけが残っている所が他の城郭と違う魅力がある」と話し、高橋さんは「残っているものを見て歴史の背景を想像するのが良い。ありのままの姿を残すことが大事なので、これからも今の状態を維持してほしい」と話されました。
2日目の19日(日)は、山城の郷と旧木村酒造場ENなどで「戦国フェス」を開催。戦国グッズの販売、地元の農産物の販売や飲食ブースが数多く出店したほか、竹田まちなかガイド、京都下鴨茶論によるコスプレイベントなども行われました。さらに、ステージでは、元サッカー日本代表槙野智章(まきのともあき)さんと元プロサッカー選手近藤岳登(こんどうがくと)さんのトークショーが行われ、竹田城跡の話題を交えながら、選手時代の思い出などを紹介されました。なお、次回の第31回全国山城サミットは七尾城跡がある島根県益田市で開催される予定です。
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