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自治体の皆さまへ

手話はみんなのもの ~心のつながり~No.3

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兵庫県朝来市

●手話のなりたち(動きから)
「動き」からできた手話の中から、「東」「西」「本」「コーヒー」「紅茶」を紹介します。

《動きからできた手話の例》
○東
両手を指文字の〔レ〕の形にして上に向けて、1回だけ同時にあげます。

○西
両手を指文字の〔フ〕にして1回下へ下します。

○本
胸の少し前で手のひらを合わせて、小指側を軸にして本を開くように左右に開きます。

○コーヒー
左手の5指を丸めて構えたら、右手の人差し指と親指はスプーンを摘まんだような形にして、左手の上でくるんくるんと2指を回します。

○紅茶
全体的に指を軽く丸めた左手の上で、つまんだ2指の右手を2回下ろします。

●手話いろいろ
手話はろう者の生活の中で生まれた言葉で、音声言語と同様に地域性(方言)があり、関東と関西、神戸と但馬でも、すべてが同じ表現ではなく、違う表現をする言葉もあります。
現在では、「標準手話」として、京都の(福)全国手話研修センター日本手話言語研究所が、厚生労働省からの受託事業で手話研究をすすめており、手話辞典等で普及しています。新しく作られた「標準手話」の単語は、パブリックコメントを募集し、評価されて決められます。
日本と外国でも手話は違うので、国際会議やデフリンピック(*1)などでは「国際手話」を使って、海外のろう者とコミュニケーションをとり交流を深めています。国際手話通訳者もいます。
いろいろな表現の手話がある中で、世界共通の手話といわれるのが、「アイ・ラブ・ユー」です。写真を撮るときに「アイ・ラブ・ユー」のサインをする風景をよく目にします。
(*1)ろう者の国際スポーツ大会で、オリンピック同様4年に一度、夏季・冬季大会が世界各国持ち回りで開催されている。2025年夏季大会は東京で開催される。
*次回は、3「字の形」からできた手話を紹介します。
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問い合わせ先:社会福祉課
【電話】672-6123【FAX】672-4109

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