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手話はみんなのもの ~心のつながり~ No.4

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兵庫県朝来市

●手話のなりたち(字の形から)
「字の形」からできた手話には、田、川、井、中、北、小、上、下、日などがあります。「物の形」からできた手話(4月号掲載)や「動き」からできた手話(5月号掲載)などと組み合わせて、名前を表すのによく使います。

《字の形からできた手話の例》
(※詳しくは本紙をご覧ください。)
○中
平行にした左手の親指と人差し指の真ん中に右手の人差し指を当てます。

○川
右手の人差し指、中指、薬指を3本立てて、指の間は広げた状態で下します。

○井
右手と左手それぞれの人差し指と中指の2指を伸ばして、〔井〕の字形を作ります。

○田
両手の指を3本立てて、横にした左手の甲は相手側に向け、右手は縦にして、左手の指の腹に合わせて漢字の「田」を作ります。

○北
両手の親指・人差し指・中指を立てて胸の前で交差させます。

●手話サークル
日本で一番最初にできた手話サークルは、京都の手話学習会「みみずく」です。昭和38年(1963年)1月に1人の聴覚障害者が、京都の赤十字病院に入院したことがきっかけでした。昼間働き夜学校に通っている看護学生が、聴覚障害者との言葉のすれ違いに悩み、20人余りの学生に呼びかけ手話を学びました。
そして、手話を学んでろうあ者の耳代わりをしよう、ろうあ者に耳が付く⇒みみつく⇒「みみずく」と、会の名称を決め、12人の仲間で活動を始めました。手話学習会「みみずく」の目的は「手話を学んで、ろうあ者の良き友となり、すべての人に対する差別や偏見をなくしていくために努力し、その活動を通じて私たち自身も向上していくこと」です。
毎週1回の学習会を行い、約6カ月で基本的な単語、基礎会話、指文字を習得し、ろうあ団体への協力、ろうあ者実態調査、手話劇練習、ろうあ者との交流などを行ったそうです。
「みみずく」の結成後、全国各地に手話サークルが誕生していきました。現在では、ほぼすべての地域と多くの大学に手話サークルがあり、ろうあ者と聞こえる者が交流し、一緒に活動する場となっています。

*次回は、4「歴史的な由来」からできた手話を紹介します。

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※詳しくは本紙をご覧ください。

問合せ:社会福祉課
【電話】672-6123【FAX】672-4109

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