朝来市地域おこし協力隊「あさこいひと」のメンバーが毎月交代で執筆します!
〔今月の担当〕
ネル レハン
私の任期が終わりに近づき、まもなく隊員として卒業することになります。この数年間で得た思い出と経験には大変感謝しています。数々の困難も、私を応援し続けてくれた皆さんの献身的なサポートがなければ乗り越えられませんでした。この場を借りて、深くお礼申し上げます。
生野地域には多くの空き家や文化財があり、それらを有効活用することが私の任務でした。すぐに、生野には大きな可能性があることに気付きました。豊かな歴史や文化、そして便利なインフラを持つ理想的な立地は、観光にぴったりです。私が最初に心を奪われた場所の一つは、トロッコ道から見渡す市川とその周辺の山々の景色でした。いつかこの場所にユニークな宿泊施設を作りたいという夢を抱きました。
活動初期には、自分の考えやアイデアをうまく伝えることができず、もどかしさを感じていました。そこで、写真を使って、地域の美しさや私の視点を表現することにしました。この方法で、多くの地域の皆さんに私のアイデアの可能性を理解してもらえたと思います。
その後、甲社宅を有効活用し、宿泊施設を開設するというアイデアを追求しました。2021年8月に「いくのステイ」をスタートさせ、1年後には「クリエイト生野株式会社」を設立しました。現在3年目となる「いくのステイ」は、毎月世界中からお客様を迎え続けています。
現在、宿泊業だけでなく観光業にも力を入れ、宿泊施設と連携したユニークなツアーの開発を目指しています。朝来市内外で、多くのことに挑戦したいと思っていますが、外国人として日本で活動する中で、ビザの問題が引き続き大きな制約となり、不安の種でもあります。
皆さんのご支援のもと、必ずやこの問題が解決できると信じています。
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