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あなたとともに~私の幸せ あなたの幸せ まちの幸せ〔25〕

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兵庫県朝来市

■「地元には何もない」を減らしたい
「高校生までは、早く都会に出たかった」と地元に魅力を感じられなかった当時のことを振り返る能見さん。そんな高校在学中に参加したボランティアで、地域で頑張る大人たちの姿を間近に見たことで「もっと視野を広げて、いつか地元のためにできることをしたい」と考えを抱く。進学や就職を経験し地元に戻った今、これまで見えていなかったまちの魅力を肌で感じ、地元での暮らしを楽しめるようになったことを実感。「地元には何もない」と思う人を一人でも減らすため、日々朝来市の魅力発信に勤しんでいる。

■自慢したいと思えるまちに
能見さんは「自分が生まれ育ったまちのことを、自信をもって自慢できる人を増やしたい」と話す。そのため、取材先で出会う人たちのあたたかさや人柄が、写真や文章から伝わるように意識するなど、深みをもった情報発信を心がけている。また、夫婦で営んでいる「菓子屋菜ノ花」では、市内の農家さんが作る野菜や果物を使い、お菓子を通してまちの魅力を発信している。自身が発信した情報やお店の存在が、朝来市の魅力の向上につながり、地元に誇りを持つ人たちが増えることを願っている。

能見洋成(のうみひろしげ)さん(元津)
生野高校在学中に「あさごはんの会」にボランティアで参加し、まちづくりに興味を持つ。岩津ねぎ畑に囲まれて育ったこともあり、農業に関することで地域活性化に貢献したい思いが芽生え、大学では農業に関するプロジェクトや農業生産法人でのインターンを経験。前職では農業に関する事業を主に担当する。昨年、朝来市にUターンし地産地消がコンセプトの「菓子屋菜ノ花」を夫婦で経営。また、まちの魅力を発信するポータルサイト「あさぶら」を運営する特定非営利活動法人あさご創生プロジェクトの職員として広報企画に携わる。

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