■令和6年度施政方針
生活に多大な影響を及ぼしてきた新型コロナウイルス感染症により、この4年余りの間、様々な社会経済活動が制限され、生活や価値観は大きく変化しました。さらに、国際紛争の影響などによる急激な物価高騰や度重なる大規模災害の発生で、私たちを取り巻く環境は大変厳しい状況にあります。
国は、デフレからの完全脱却に向け、持続的な成長や構造的な賃上げを目指しています。デジタル田園都市国家構想総合戦略に基づき、従来の地方創生の取組みを、デジタルの力を活用して加速させるとともに、少子化対策・こども政策の抜本的強化を進めております。また、GX・DXの加速などを通じ、「時代の転換点」ともいえる内外の歴史的・構造的な変化と課題の克服に向け、大胆な改革を進めることとしております。
相生市におきましては、教育・子育て支援、定住促進施策をはじめとする地域創生施策にいち早く取り組み、一定の成果を挙げてまいりました。これらの施策を引き続き推進しつつ、目まぐるしく変化する時代の流れを的確にとらえるとともに、市民の皆さまから頂いた課題やニーズを積極的に施策に反映し、市民の皆さまと共に相生市の未来を創ってまいります。
■令和6年度 当初予算概要
一般会計 136億3,000万円(前年度比0.1%減)
予算総額 268億6,211万円(前年度比6.4%増)
■令和6年度の財政調整基金残高(見込)
→市の貯金
8億4,866万円
◆特別会計 87億6,200万円
国民健康保険:31億9,000万円
看護専門学校:19億6,800万円
介護保険:29億2,200万円
後期高齢者医療保険:6億8,200万円
◆公営企業会計 44億7,011万円
病院事業:9億3,568万円
下水道事業:35億3,443万円
○市民1人あたりの予算にすると 約49万円
福祉:約12万円…高齢者、福祉サービスなど
都市整備:約6万円…道路、公園の維持管理など
行政運営:約6万円…事務、システム費用など
子育て:約5万円…子育て環境の充実など
公債費:約4万円…借金の返済
学校教育:約4万円…学びの環境の充実など
防災・救急:約2万円…安全・安心のまちづくりなど
その他:約10万円…産業振興、環境保全など
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