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特集 第30回西播磨地区 消防操法大会

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兵庫県相生市

6月30日(日)、三木市の兵庫県広域防災センターで6年ぶりに西播磨地区消防操法大会が開催されました。
西播磨4市3町の代表が小型ポンプの部、ポンプ自動車の部に分かれ、技を競い合いました。
今年の2月から週2回以上の訓練に励んだ矢野地区第13・14・15分団の選抜選手が、小型ポンプの部に出場しました。残念ながら、県大会への出場はできませんでしたが、練習の成果を出し切った選手たちは、達成感に満ちあふれていました。

■操法大会とは
消防技術の向上を図るため、定型動作の正確さの判定と、放水までのタイムを総合的に競う大会

■選手インタビュー
茨城県から相生市に移住 鈴木 勇治(すずきゆうじ)さん

○県外から相生市へ 消防団に入って感じたことは?
移住当初は、消防団に所属する気は皆無でした。ですが、「とんど」や「もみじ祭り」など、色々な場面で相生市消防団が出没。しかも、地域の人たちと非常に仲が良く信頼されている。住み始めて3年経った頃には「誘われたら消防団に入ろう」と気持ちが変わっていましたね。

○消防団の魅力は?
コミュニケーションの幅が広がる事!と言いたいところですが、僕個人としては、団服を着て消防車(ポンプ車)を運転できる所ですね。自分がちょっぴりかっこいい人になれた気がします。日常生活では経験できない事に触れられる点も大きな魅力だと感じています。

○入団後、地域との関わりに変化は?
明らかに変わりました。活動をすることで、地域の人たちとの交流が増えました。「たまたま自分が住んでいる場所」から「ここは自分が住んでいる場所」に変わりましたね。

○入団希望者に伝えたいことは?
地域の環境維持や防災には多大な労力が必要です。その一端を消防団員、そしてその家族が担っています。地域の人たちが暮らしている「その裏」で活動を行っています。真夏の作業はめちゃくちゃ暑いです。真冬のとんどの警戒はめちゃくちゃ寒いです。でも、団服に袖を通した人にしか分からない満足感は確かにあると感じます。なので、ちょっとだけかっこいい自分になりたいなと思ったらぜひ、入団を!

■住民とともに人やまちを守る 消防団のこれから
○消防団の重要性
消防団は、非常勤の地方公務員となる団員で構成され、火災や大規模災害発生時に、消火・救助・警戒巡視・避難誘導などの活動をします。
南海トラフ地震の可能性も取りざたされる中、大規模災害時において市民を守る消防団は、重要な存在です。

○消防団の現状
全国の消防団員数は、約76万3千人(令和5年4月現在)ですが、この10年間で、10万人以上の消防団員が減少している危機的状況です。相生市の消防団は、15分団編成で、令和6年4月現在、団員数448人です。団員の平均年齢は年々上がり、後継者不足による団員の確保は重要な課題です。

○今後の消防団
消防団は活動回数が多く、厳しいといったイメージがあり、市民の中には消防団がどんな活動をしているか知らない、という人もいます。今後は、より多くの人に消防団の活動内容を理解していただくよう広報活動を行い、団員の増加に努めます。

○主な行事
1月 消防出初式
2月 消防団・消防署合同訓練
3月 春季火災予防広報
6月 樋門点検 消防操法大会
7月 消防団連携訓練
11月 秋季火災予防広報
12月 年末特別警戒

■防災力向上へ 消防団員募集中!
消防団は、相生市の防災において欠かすことのできない貴重な存在です。
相生市内在住または在勤の人は、ぜひ消防団に興味を持ってください。

問合せ:危機管理課消防団係
【電話】23-7132

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