食文化を神戸の魅力に!
豊かな農漁業の魅力を産地直送します
■冬が旬のヒラメ!栽培漁業で漁獲量が7倍以上に
冬になると脂がのって身が引き締まり、一番おいしい旬を迎える「ヒラメ」。神戸の海は、砂地の遠浅でヒラメの生息環境に適しており、ヒラメが多く獲れます。
魚介類はたくさんの卵を産みますが、他の魚に食べられることも多く、成魚にまで育つのはごく一部。そこで、垂水区の平磯海づり公園内にある「栽培漁業センター」では、神戸の水産資源を守り、市民の食卓を豊かにするため、「栽培漁業」を行っています。魚の卵をふ化させ、清潔な飼育環境と栄養素が豊富なエサによって、ヒラメやマダイなどを人の手で大切に守り育て、大きくなってから放流しています。
◇生産者さんからのイチ推し 脂がのっておいしい冬に味わって
・神戸市立栽培漁業センター 信川健一(のぶかわけんいち)さん
日々の観察を大切にして魚を育てています。私の願いは、栽培漁業センターで育てて放流した魚が、親になり卵を産んで、自然の海で魚が増えることです。もしかしたら皆さんが買って食べている魚の中に、栽培漁業センターで育った魚があるかもしれませんよ。神戸で獲れるヒラメを、ぜひ旬の冬に食べてみてください。
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