オレオレ詐欺に代表される特殊詐欺。その手口は日々巧妙化し、2023年は市内でも454件、約6億2千万円の被害がありました。だまされないためのコツや市の対策、困ったときの相談先をお伝えします。
◆神戸市内 特殊詐欺被害件数
(データ提供…兵庫県警)
◆実際にこんなトラブルが起こっています
CASE1 有名人をかたった投資詐欺
「著名なAさんが投資教室を開催!」というSNS広告をクリックすると、友だち追加・グループチャットなどに誘導され、投資資金をだまし取られた。実際には著名人のなりすましだった。
CASE2 お金が返ってくる!?還付金詐欺
「医療費の還付金がある」と電話があり、指示されるままにATMで手続きすると、実際には受け取りではなく、犯人にお金を振り込んでしまっていた。
※市内でも区役所職員を名乗る手口が49件発生(2024年1~4月)
CASE3 簡単に稼げる!?副業詐欺
SNS上で副業についての投稿を見かけ、セミナーに申し込んだところ、「稼げるノウハウを教える」と投資に関する高額な教材購入を迫られた。
◇注意!覚えよう!詐欺を見破るきいーワード
・必ず、簡単に儲(もう)かる
・プリペイドカードを買って
・ATMでお金が受け取れる
は、ウソ
これらの言葉が出たら、電話を切りましょう!
◆市ではこんな対策をしています
◇シニア向け
・特殊詐欺対策電話機等の購入費補助
対象:65歳以上
自動録音機能や、着信音が鳴る前に相手に通話の録音を警告する機能付きの電話機の購入額を上限10,000円まで補助しています。
・ステッカーの配布
悪質な訪問販売を防ぐ玄関用と、特殊詐欺に注意する電話機用のステッカーを各区役所の地域協働課などで配布しています。
◇若者向け
・大学と連携して啓発アニメを公開
成年年齢が18歳に引き下げられたこともあり、契約トラブルが増加。サプリやエステ、儲け話といったトラブルを、若者目線で解説したアニメを市内大学と連携して制作し、公開しています。
◆困ったらすぐ電話!
消費者ホットライン 【電話】188(いいや)
悪質商法や契約のトラブルなど、消費生活に関する相談を専門の相談員が受け付けます。
受付時間:9:00~17:00
(土・日曜、祝日は10:00~16:00※国民生活センター〈東京〉につながります)
◆リニューアルして情報充実!消費生活センターホームページ
・「よくある質問」が自己解決のヒントに
・最新の注意情報や多くの事例を掲載
・チャットにいつでも質問OK!
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