社会の変化により、クリーンステーション(ごみ集積所)を取り巻く環境も変わってきました。
地域で起きている課題を解決するため、市も対策を始めています。
暮らしに密接に関わるごみのことを、ワケトンと一緒に見ていきましょう。
■クリーンステーションが抱える「困った」
(1)昔のような管理が難しくなっている
高齢化などの社会状況の変化により、一部のクリーンステーションでは、昔のように維持・管理ができなくなりつつあります。また、掃除当番などの負担が一部の人に偏っている、管理が行き届かずに散らかっているといった声も寄せられています。
(2)カラス被害が増えている
ごみ出しルール(曜日・時間・分別)が守られないと、ごみがカラスに荒らされてしまいます。カラスは大変賢く、エサ場を学習し、仲間と協力してカラスネットの中のごみを荒らすこともあり、カラス被害が拡大しています。
(3)燃えるごみ以外が遠くて出しづらい
家の近くに燃えるごみ専用のクリーンステーションしかない場合、それ以外のごみはより遠くのクリーンステーションに出すことになります。しかし、高齢になって遠くまでごみを持って行くのが大変だという声が寄せられています。
■課題解決のために市ではこんな取り組みを行っています
クリーンステーションは地域の皆さんにより管理・運営していただいていますが、市では地域と連携して、清掃やごみ出しルールの啓発に取り組んでいます。
(1)収集時の清掃とネットの片づけ
クリーンステーションの清掃の負担を軽くするため、ごみの清掃や、カラス対策ネットの片付けを収集時にあわせて行っています。
(2)カラス対策
「カラス対策ネット」を無償配布しています。被害の大きい地域では、カラス対策ネットボックスの効果も検証中です。
(3)身近なクリーンステーションに全てのごみを出せるように
「燃えるごみ」専用のクリーンステーションについて、地域の理解を得られたところから、順次、全てのごみが出せるように変更していきます。利用される皆さんで話し合い、環境局事業所にご相談ください。
■市民の皆さんへのお願い
クリーンステーションをきれいに保つためには、皆さん一人ひとりの協力が欠かせません。クリーンステーションが抱える「困った」を解決するために、次のことにご協力ください。
・収集曜日と時間を守って出してください
・カラス対策ネットの中に入れてください
・分別ルールを守ってください
※テレビや冷蔵庫などは、クリーンステーションには出せません
ごみ収集日や分別ルールはスマホやパソコンで簡単に確認できます。
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