■入院中のはき物について
医療安全対策部 医療安全管理者 井奥雅子
入院生活は、住み慣れたご自宅と生活環境が大きく異なります。病気やケガにより体力や運動機能の低下がみられたり、点滴や、身体に入っている管などで動きにくい状況で、誰もが転びやすい状態になり、転んだ結果、頭を打ったり骨折などのけがをする恐れがあります。入院中の骨折は、手術をしたり安静の期間が長くなったりするので、その後の健康的な生活に悪い影響をおよぼすことが多いです。はき物を意識して、安全な入院生活を送りましょう。
入院中におすすめするはき物は、はき慣れていて足元が安定している、かかとが覆われた靴タイプのものです。ご自宅で履いている運動靴やスニーカー等でも結構です。
転倒・転落事故を減らすために、看護師は入院時に患者さんが転倒しやすい状態にあるか評価し、予防対策を立てて実施しますが、病院がサポートできることには限界があります。転倒・転落事故は患者さんやご家族の協力により、事故を未然に防止したり減少できるものの一つです。
「医療安全への患者参加」へのご協力とご理解をお願いいたします。
かかとの覆われた“靴タイプ”の履物や履きなれた靴が安心です!
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