※有機JAS認証の取得はしていませんが、便宜上「有機栽培」と記載しています。
町では、化学肥料や化学農薬を使わずに栽培した米や野菜を学校給食に利用する実証事業を、今年から3年間の予定で進めています。
これは、学校給食のオーガニック化を望む保護者グループの要望と、兵庫県中播磨県民センターの支援、「子どもたちのためなら」との神河町農業者の快い協力により実現したものです。
4月以降、「神河町地産給食生産者連絡会」の農業者6名(法人、個人)が、県の指導を受け、水稲と秋冬野菜の有機栽培に取り組んでおられ、11月から3月にかけ給食に供給する計画です。
9月中旬には山田と杉でコシヒカリの刈り取りが行われ、玄米で合計約450kgの収穫がありました。また、中村、柏尾、比延、大河では、じゃがいも、にんじん、さつまいも、かぶの栽培が始まっています。
給食ではこれまでも、連絡会等を通じ安心安全な町内産の米・野菜を使用していますが、有機栽培は安心感がさらに高い一方、収量低下や病害虫雑草対策の資材・手間の増加、販路などの問題もあります。事業では、問題解決に向け生産者だけでなく多くの住民の参画や協力を得て、取り組みの継続、拡大を図りたいと考えています。
問合せ:農林政策課
【電話】34-0960
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