令和5年度の国民健康保険事業特別会計の決算がまとまりましたので、令和2年度からの決算状況の移り変わりと、今年度の現在までの状況についてお知らせします。
■決算状況の推移(単位:円)
■保険税率の推移
※県が示す標準保険税率(令和5年度試算)
■医療費の状況
令和5年度の医療費状況につきまして、図1のとおり3月診療分において令和4年度に引き続き、月額7,900万円台と非常に高額となりましたが、その後については平均的な水準となり、総額で令和4年度から2.2%の減額となりました。しかしながら、一人当たりの医療費は2年連続の県下ワースト2位と依然高い水準となっています。
本年度につきましては、3~4月診療分が月額7,000万円台と、高いペースで推移していましたが、その後に落ち着きを見せ、平均的な水準となっています。また、高額な医療(1件/月当たり80万円以上の医療)を受けられた件数は、前年度の同月(3月診療分~9月診療分)と比較しますと、ほぼ同数の116件となっています。しかし、当町の様な小規模保険者では、1件でも高額な治療費が発生すると全体におよぼす影響額が大きいので、今後も注視していく必要があります。
神河町国民健康保険では、これからも医療費の適正化や保険税の収納率向上、保健指導などに取り組んでいきますので、被保険者の皆さまにおかれましても、町ぐるみ健診等の受診により病気の早期発見・早期治療に努めましょう。また、同じ疾患で2つ以上の医療機関での重複受診を避ける、薬をジェネリック医薬品に切り替える等、引き続き医療費の適正化にご協力をお願いします。
図1 -療養給付費(保険者負担分)の状況-
■一人当たりの医療費(全体の費用額)
■一人当たりの保険税(現年度分の調定額の決算額)
(単位:円)
※上記数値は、兵庫県作成の令和5年度国民健康保険の状況(速報)に基づいています。
※令和6年度の一人当たりの保険税額は、7月の当初課税算定時における金額です。
※順位は県下41市町中、医療費・保険税ともに高い方からの順位となります。
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