■保険税の状況
今年度の国民健康保険税は、保険税率が兵庫県下で統一されることを受け、県が示す税率と当町の税率を段階的に合わせていくため、令和5年度に引き続き引き上げています。
人口の減少、高齢化による後期高齢者医療へ移行する人の増加、社会保険の適用拡大等により国民健康保険の加入者が全国的に減少しています。当町におきましても、その傾向が顕著で大幅に被保険者数が減少している状況です。その結果、国保税が減収し安定した財政運営が難しくなっています。このままでは、町単独で国保の運営を続けていくには被保険者数減少に伴い税率を引き上げ続けないと国保財政の維持ができなくなります。このような状況を、県全体で相互扶助し助け合うことで、国保財政の安定化を図り、国保制度を維持していくために保険税率が統一されることになっています。
■今後の保険税
現在、国保加入者の方が病院にかかられたときに支払う医療費は、県全体でまかなう仕組みとなっています。
一方で、国保加入者にご負担いただく保険税は各市町でバラバラです。これを、加入者負担の公平性を確保するため、県内のどの市町に住んでいても、同じ所得水準・同じ世帯構成であれば同じ保険税額となる、「標準保険税率」へ統一されます。この「標準保険税率」は、各市町の被保険者数や所得状況により県が算定するため、毎年変動します。
当町の保険税は、県が示す「標準保険税率」との差が大きいため、その差を段階的・計画的に引き上げる必要があります。ただし、基金(貯金)を活用しながら、被保険者の急激な負担増とならないよう配慮します。
将来にわたり安心して国民健康保険を利用していただくため、ご理解とご協力をお願いします。
■保険証が廃止されます
・令和6年12月2日から保険証登録をされたマイナンバーカード(以下、マイナ保険証)を基本とする仕組みへ移行し、保険証の新規交付が廃止されます。なお、12月1日以前に交付された保険証は、令和7年7月31日まで利用可能です。
・マイナンバーカードを未取得の方や紛失、更新中の方、介助者が同行し資格確認を補助しないといけない場合等、オンラインによる資格確認ができない状況にある方には「資格確認書」(保険証と同形状)を交付します。
■マイナ保険証
・10月末現在の当町における国保被保険者のマイナ保険証登録率は65.3%となっています。
・住民生活課(本庁舎)および健康福祉課(神崎支庁舎)の窓口でマイナンバーカードの保険証登録をお手伝いしています。
・マイナンバーカードの保険証登録方法やマイナ保険証の利用メリットについて、町ホームページで詳しく掲載していますのでご参照ください。
■健康維持に努めましょう!
もう町ぐるみ健診は受けられましたか?今年度は令和7年1月26日の日曜健診を残すのみとなっています。国保加入者は今年度から基本健診が無料となりました!未受診の方はぜひ受診しましょう。
■ご注意ください
・被保険者の資格情報に変更(出生、死亡、婚姻、離婚等)があった場合や、社会保険に加入(就職、扶養認定等)、喪失(退職、扶養取消)した場合、マイナ保険証をお持ちでも引き続き届け出が必要です。
・特別な事情なく、国民健康保険税を1年以上滞納されると、医療機関等の窓口で一旦医療費を全額ご負担(特別療養費)いただく場合があります。
問合せ:住民生活課
【電話】34-0962
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