国政においては、10月1日に石破内閣が発足し、14日公示、27日投開票の日程で第50回衆議院議員総選挙が執行されました。皆様のおかげで、当町の投票率は70.01%となり、県下で最も高い投票率を記録しました。
選挙の結果、小選挙区兵庫12区では現職の山口壮候補が当選し、比例区でも現職の池畑浩太朗候補が当選されました。これまでも神河町のまちづくりにご支援いただいてきた両議員には、引き続き国(省庁)への要望等のお力添えをお願いしたいと考えています。
続く11月17日の兵庫県知事選挙では、投票率73.37%を記録し、県下で1位となりました。区長様をはじめ、住民の皆様のご協力に感謝申し上げます。
今回の兵庫県知事選挙は、公益通報文書問題で揺れる兵庫県を安定させるための極めて重要な選挙であったと同時に、これまでに経験したことのないSNSを活用した選挙でした。その中で、誹謗中傷とも取れる情報が飛び交う中での選挙であったことを強く感じています。再選された齋藤知事には、県庁内はもとより、市町との信頼と連携を深め、真の躍動する兵庫を進めていただきたいと考えています。
本年は平成17年11月7日に旧神崎町と旧大河内町が合併してから20周年を迎える節目の年です。合併後、町民の皆様のご理解と、町外の多くの方々や企業の皆様からのご支援のおかげで、神河町は地域資源を生かしつつ、調和の取れた発展を遂げることができました。これまでご尽力いただきました関係者の皆様に感謝を申し上げると共に、引き続きご支援を賜りますようお願いを申し上げます。
次に、本年重点施策として取り組む予定の事業です。
現在、整備を進めている粟賀小学校跡地の公園・図書コミュニティ施設は「神河町図書コミュニティ公園桜空(おうぞら)」と命名しました。本年3月に工事が完了し、7月にオープンを迎えます。多世代が集い、健康と学びを育む拠点として、歴史と文化が調和する新たな町のランドマークを目指しています。
子育て支援として、妊娠期から学齢期までの子育て世帯を対象に、母子保健機能に加え、虐待防止のための予防的対応を含む児童福祉機能を備えた「神河町子育て総合支援センター(仮称)」を設置します。
教育環境の充実として「寺前幼稚園の長寿命化改良工事」や「GIGAスクールで利用するタブレットの更新」に取組みます。
人口減少対策として、空き家を改修し、町外から移住を検討されている方が数日間宿泊できる住宅を整備する「空き家お試し住宅設置事業」に取組みます。
安心・安全なまちづくりとして、防災行政無線の不感エリア対策として、スマートフォンやタブレットで音声が聞こえるアプリ連携事業に取組みます。
現在編纂中の「神河町史」を、令和7年度から随時発刊していく予定で、これからの神河町の「新たなページ」を、町民の皆様とともに作り上げていきたいと考えています。
結びに、合併20周年を迎える本年、これまで築いてきた絆をさらに強固なものとし、未来に向けた新たな一歩を踏み出す年にしてまいります。私たち行政だけでなく、町民の皆様お一人おひとりが主役となり、共に神河町を創り上げていく。そのような「協働のまちづくり」の実現を目指し、引き続き努力を重ねてまいります。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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