■くまびきうち(川上)
今回は、川上区の民俗行事「くまびきうち」について紹介します。
くまびきうちは、大歳神社に奉納するしめ縄を作る行事で、毎年12月の第2日曜日に行われています。稲刈りの時に取っておいた稲わらを叩いて柔らかくし、束を3つ作ります。この束を綯うことでしめ縄を作るのですが、このとき、天井からつるした束を持った人々が回ることで綯う独特な方法で作られます。
この方法は、縄を持った人の尻を叩き、叩かれる人が逃げ回る動きを利用した独特な方法がもとになっています。
このような方法でしめ縄を作る地域は、町内でも他に例がなく、地域の貴重な民俗行事として神河町指定文化財に指定されています。
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