現在の姫路市中播消防署は、本署(福崎町)・北部出張所(市川町)ともに築50年近くが経過し、施設の老朽化が進んでいます。また、洪水時には河川堤防の決壊または洪水氾濫流により建物倒壊の恐れのある家屋倒壊等氾濫想定区域内に位置していることから、火災や救急救助等の有事の際、迅速且つ的確な活動が実施できるよう移転(建替)が計画されました。
姫路市および神崎郡3町で適正な事業候補地の選定を行ってきた結果、浸水等の災害リスクが少ない安全な場所で、幅員の広い幹線道路に面し出動時の遅延が生じない場所であること、播但連絡道路へのアクセスが良く管轄地域の到着時間の均衡が図れていること、消防署や消防団の訓練等に必要な広い敷地が確保できることなど、消防・救急業務を遂行する上で優位性が高い場所を建設予定地として、本署は福崎町南田原地内、北部出張所は神河町柏尾地内に決定しました。
現在、本署は建物の基本設計が進められており、令和7年度から令和8年度にかけて造成工事、建築工事が始まる予定です。
北部出張所については、造成工事は令和7年6月末の完了予定、建築工事は令和7年7月の着手予定で、令和8年2月末の完成に向けて進めています。
地元区および近隣地区の皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いします。
【本署施設概要】
所在地:福崎町南田原2262-1他
敷地面積:4,505.77平方メートル
建物の構造:鉄骨造2階建
延床面積:2,307.28平方メートル
訓練棟:鉄筋コンクリート造4階建(延床面積196平方メートル)
【北部出張所施設概要】
所在地:神河町柏尾471-1他
敷地面積:5,328.02平方メートル
建物の構造:鉄骨造平屋建
延床面積:493.56平方メートル
その他:屋外倉庫(面積21.16平方メートル)、駐輪場、ヘリポート、操法訓練場所
※詳細は本紙をご覧ください。
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