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稲美町水道事業の現状と水道料金のあり方と今後について

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兵庫県稲美町

■稲美町の水道事業
稲美町水道事業は、昭和45年4月1日に西部・東部・南部簡易専用水道が統合して誕生しました。町の発展とそれに伴う人口増加に合わせて水道施設の整備をしてきましたが、水道管の老朽化が進み、大規模な更新時期を迎えています。
水道管の法定耐用年数は40年とされていますが、現時点で40年を経過た水道管の長さは80km以上あり、全体の3割を超えています。このような状況から、計画的に更新を進めているところです。

◇年度別 水道管の布設(ふせつ)延長

■老朽化した水道管の更新と耐震化
平成30年度から老朽施設更新事業に着手しているところですが、それに加えて今後発生が想定されている南海トラフ巨大地震などの災害に備えた水道施設の耐震化を計画的に進めていく必要があります。特に大口径の主要な水道管は、損傷すると大規模な断水や道路の陥没などが発生する可能性が高いため、優先的に更新していきます。

◇地震が起きた場合の耐震管
地震による揺れや地盤の沈下に追随し、管の継ぎ手が抜けない機能を有しています。
※詳細は本紙またはPDF版をご覧下さい。

■水道使用量と水道料金
稲美町の水道の使用量は人口減少や節水機器の普及などによって減少し、それに合わせて水道料金収入も平成13年度以降減少しています。このままでは、今後の水道管更新などに必要な財源が十分に確保できない状況となっています。
稲美町人口ビジョンでは、稲美町の人口は令和42年には3割以上減少するとの推計になっており、水道料金収入は今後さらに減少することが見込まれます。
また、老朽化した水道管の更新は、長い期間と多くの財源が必要となり、現状の水道料金収入と借入金では賄えない状況となっています。そのため水道料金収入の適正な水準を確保するため、水道料金の見直しが必要な状況です。
町は、令和4年度に学識経験者や水道使用者の代表で構成する「稲美町上下水道事業運営委員会」を設置し、災害に強く安全で安定した水道水の提供をし、次の世代へ引き継いでいくための必要な水道料金のあり方について諮問しました。委員会では、物価高騰や人口減少などの社会情勢の影響を踏まえながら、水道料金の改定に向けて慎重に協議し、町に対し答申書を提出しています。

◇料金収入の推移及び見通し

◇答申書の主な内容
安心・安全な水道水を供給するために
・料金体系は変えずに、一律15%改定することが妥当である。
・改定時期は、令和7年4月とすることが妥当である。
・使用者に料金改定の必要性を十分に説明する必要がある。

■水道料金改定(案)の説明会の開催
稲美町上下水道事業運営委員会から答申を受け、検討した水道料金の改定案についての説明会を、次のとおり開催します。

・地区ごとに開催日時を設定していますが、どの会場でも説明会に参加していただけます。
・申込みは不要ですが、定員を超えると参加していただけない場合があります。
・駐車場に限りがありますので、徒歩や自転車などでの来場にご協力をお願いします。

問合せ:水道課管理係
【電話】492-9144

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