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今月のイチオシー第5次行財政改革大綱を策定ー

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兵庫県豊岡市

■「豊岡で暮らしてよかったとみんなが実感できるまち」をめざして
2024年度からの5年間を取組み期間とする「第5次豊岡市行財政改革大綱」を策定しました。
この大綱は、豊岡市行財政改革委員会がこれまでの行財政改革の経緯と実績を分析し、昨今の本市を取り巻く諸環境を踏まえた上でとりまとめた答申を基に策定したものです。
本市では、市民や事業者、専門家などの協力を得て、着手可能な施策等から早急に実行に移していきます。

◆大綱策定の考え方
◇「行政コスト削減と公共サービス向上との両立」を主眼に
本市の行財政運営は、主に行政コストの削減に重きが置かれ、公共サービスに市民の皆さんのニーズが反映されない、公共サービスの内容が社会情勢の変化に対応できないことがありました。
第5次行財政改革では、これまでの改革から発想を転換し、多様な意見を踏まえた「行政コスト削減と公共サービス向上との両立」に主眼を置きます。

◆めざす姿
◇限られた資本と多様性を活かし、市民の視点で公共サービスが持続可能な状態で提供されている
市の財政基盤は脆弱(ぜいじゃく)で、財源は限られています。一方、市内には多様な資本があります。
多様な資本をうまく活用した公共サービス(提供方法、内容等)について、多様な市民の皆さんと対話し、限られた財源と折り合いをつけながら、市民本位の公共サービスが提供されている状態をめざします。

◆取組みの柱
第5次行財政改革では、めざす姿の実現に向け5つの取組みの柱を置いて改革を進めていきます。

◇1 公共サービスが多様な人たちによって創造されている
市民の皆さんに公共サービスの創造プロセス(提供方法・内容等の検討、点検・評価等)に参加していただき、市民の皆さんにとってより良い・より満足度の高い公共サービスになるようにします。

・福岡県大刀洗町では、まちの施策や課題を自分ごととするため「自分ごと化会議」を設置し、無作為抽出で選ばれた住民が議論を重ねている

◇2 多様な市民の思い・願いが尊重されている
多様な市民の皆さんがそれぞれの思い・願いを伝え、耳を傾け、折り合いをつけながら公共サービスの内容等を考えられるようにしていきます。

・「市長ふれあいトーク」では、市長が市内で活動するグループや団体などから市政に関するテーマについての現状や課題、解決方法などを聞き取っている

◇3 さまざまな豊岡の資本が効果的に活用されている
豊岡には、人的資本・知的資本・関係資本などさまざまな資本があります。市民の皆さんと市役所がそれらを理解し、価値を引き出し、相互作用を生み出すことをめざします。

・2021年4月に開学した兵庫県立芸術文化観光専門職大学には、人的・知的資本が集積し、市と連携してさまざまな取組みが行われている

◇4 デジタル社会を前提とした市役所になっている
社会のデジタル化の進展に合わせて、市民サービスの利便性向上と市役所業務の効率化を図ります。また、コンパクトでスリムな組織をめざします。

・保育施設や放課後児童クラブのオンライン申請など、デジタル化を推進している

◇5 すべての職員にとって働きがいのある市役所になっている
職員が豊かな創造性を持って挑戦・改革するような組織風土づくりと、職員の意欲・能力を最大限に発揮させるような人材マネジメントを進めます。

・さまざまな研修を通して職員一人一人の能力向上を図っている

問合せ:DX・行財政改革推進課
【電話】21-9146

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