■あなたが望む医療やケアは?
人生会議(ACP…アドバンス・ケア・プランニング)とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族や医療・介護関係者と繰り返し話し合い、共有する取組みのことです。
自分の考えを伝えられなくなった場合に備えて、前もって医療などに対する希望を伝えておきましょう。
◇どんなことを話す?
・あなたの趣味、好きな食べ物、大切にしている家族や友人など
・最後まで大切にしたいこと。例えば、身の回りのことが自分でできること。痛みや苦しみが少なく過ごせること。人の迷惑にならないこと。家族や友人と十分に時間を過ごせることなど
◇いつ話し合う?
・50代、60代でも元気なうちに
・重い病気や認知症になる前に
・その時々の状況によって思いは変わるので、繰り返し考え、伝える
◇誰と話す?
・家族や、信頼できる友人、自身に関わる医療・介護従事者と
◆市内の医療・介護関係者が人生会議について研修
10月4日、市内の医療・介護関係者を対象に「人生会議」の研修会が行われました。
講師の紅谷浩之(べにやひろゆき)医師(オレンジホームケアクリニック)は人生会議のポイントを次のように話しました。
◇普段から話し合いを重ね本人の考えを残すことが大事
家族への想い、病気との向き合い方、好きなことやこだわりは家族や友人、介護職などに語られることが多くあります。
事前に書面で意思表示されていても「どういう意味でおばあちゃんは書いたんだろう?」と家族は悩むことになります。普段から話し合いをする機会を作って、本人の思いや考えを残しておくことが大事です。
本人が話ができない状態でも、何か決めるときは本人を囲んで、本人中心に考えることが大切です。
※もっと詳しく知りたい方は「人生会議してみませんか」で検索
問合せ:高年介護課
【電話】24–2401
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