■人生を楽しみお互いを支え合うまち
◇新文化会館整備事業
建築工事の2回目の入札は、10月25日に開札を行った結果、2者の共同企業体の参加がありましたが、2者とも入札金額が予定価格を超過したため不調となり、入札を打ち切りました。
その他の工事も、機械設備工事は、参加申込みがなく入札を取りやめ、電気設備工事は、予定をしていた入札をいったん見送りしている状況です。
次の入札公告は、入札参加要件などの見直しを行った上、速やかに実施する予定としています。
◇体育施設の設置及び管理に関する条例の一部改正
改修を進めている総合体育館が、来年4月にリニューアルオープンの予定です。
一方、市民体育館は来年中の解体工事に向け、実施設計業務の発注準備を進めています。
現在の市民体育館が持つ機能を、近接する総合体育館をはじめ、他の体育施設等へ移転し、使用される皆さんの活動場所を確保する必要があります。
そのため、総合体育館の使用区分、使用料の設定基準等を見直し、使用者および管理者双方にとっての合理化を図るなど、将来にわたって持続可能な施設の管理および活用を行いたいと考えています。
■市政の運営
◇2024年度の市の組織
第5次行財政改革大綱の実現を目指し、私が自ら先頭に立ち、職員と一丸となって取組みを進めていくため、秘書機能と企画機能を一体的に所掌する「市長公室」を部レベルで新設したいと考えています。
「市長公室」には、現在「行政管理部」にある秘書広報課と「デジタルトランスフォーメーション推進部」にある経営企画課およびDX・行財政改革推進課を設置し、新たに未来志向で地域課題に向き合い、民間の柔軟な発想やアイデア、新たな技術を取り入れるため、民間事業者等との連携を推進する部署として、経営企画課に「未来共創室」を新設します。
加えて、多様性を認め合い、自分らしく暮らせるまちづくりをさらに進めるため「くらし創造部」に「多様性推進・ジェンダーギャップ対策課」を新設し、人権・多文化共生係とジェンダーギャップ対策係を設置します。
◇城崎温泉交流センター「さとの湯」の休業
6月の施設点検中に、浴室天井の通風孔蓋(つうふうこうぶた)が落下する事象が起こりました。指定管理者により応急処理が行われ、現在は運営を再開しています。しかし、長期的運営には安全性が担保されていないこと、および完全な修繕を行うには多額の費用を要することから、来年3月末をもって長期休業することと判断しました。
◇城崎地域公共施設の機能集約
6月に「城崎地域公共施設在り方検討会」を設置し、地元町内会などの関係団体の代表者と、地域デザイン懇談会やサウンディング型市場調査で出された意見を参考に、地域としての公共施設の方向性を検討してきました。その方向性がまとまりましたので、市としては、本検討会の意見を尊重し、今後、公共施設の機能集約を進めます。
具体的には、城崎温泉交流センター「さとの湯」は、収益が見込める施設に新たに整備し、城崎文芸館と城崎麦わら細工伝承館の機能を「さとの湯」に集約することで城崎が誇る外湯と文学、麦わら細工に触れる機会を創造し、城崎温泉駅前のにぎわいを創出したいと考えています。城崎健康福祉センターは、民間活用を視野に入れて準備を進めます。城崎温泉交流センター、城崎健康福祉センターのそれぞれに事務所がある市商工会城崎支部、市社会福祉協議会城崎支所は、市役所城崎庁舎に移転すべく準備を進めます。
※市ホームページに「市長総括説明」の全文を掲載しています。
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