■明日への力になるような楽しいバスの旅を
◇全但バス(株)バスガイド 今井セツ子(いまいせつこ)さん
高校卒業後、地元佐賀県のバス会社へ就職。結婚後は竹野に住み、1980年から全但バスで子どもから大人まで幅広い世代の旅行に名物バスガイドとして関わる。
たじまわるには始まった当初からバスガイドとして乗車し、今年で11年目となる。バスガイド以外にも司会や敬老会の講師などを務め「走らないバスの旅」として講演し、前向きな人柄で地域に元気を届けている。
但馬をバスで周ることができる、観光バスたじまわるの魅力の一つは、バスガイドが同乗していることです。
私がバスガイドになったきっかけは、高校の近くにバス会社の本社があったことや、おしゃべりが好きで向いていると感じたからです。結婚後、子育てが落ち着いてから、全但バスに勤めました。バスガイドをするためには、勉強、勉強の連続です。入念な資料の読み込みや観光場所の下調べはもちろん、お客さんがバス内で楽しく過ごせるように、手品もできるようになりました。バスの中では案内だけでなく、何気ない会話をすることもあります。最近では、人生の話もします。その中で、お客さんが楽しそうに笑い、良い旅だったと感じてくれた時は、とても嬉しいです。
バスガイドになって50年。皆さんと出会い、お話もできるバスガイドという仕事は、天職だと感じています。皆さんと話をする時は、丁寧に優しくを心掛けています。そして、皆さんが、安全で楽しいバスの旅となることをいつも願い、案内しています。
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