都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.41 地域コミュニティの伴走サポート
田中里佳(たなかりか)
福井県高浜町出身。大学卒業後、神戸市で約3年の会社員生活を経て、2023年12月に豊岡市へ移住。一般社団法人ちいきのてに所属し「地域コミュニティ組織の伴走支援」をテーマに活動中。
◇豊岡市に移住した理由
大学時代に地域づくりやコミュニティの分野を学び、当時から地域に関わる仕事に強い関心がありました。新卒で神戸で働き始めたものの、休職を経験し、その期間に自分に合った働き方と暮らしを模索するようになりました。
ちょうどその頃、大阪で開催された移住イベントで豊岡市役所の方と出会い、「地域コミュニティの伴走支援」の協力隊募集があることを知りました。その際、豊岡の地域の魅力に惹かれ、誰かをサポートするという協力隊のミッションが自分にぴったりであると感じ、迷わず豊岡への移住を決意しました。
◇豊岡での活動
協力隊としての主な活動は「地域コミュニティ組織の伴走支援」です。豊岡市には旧小学校区を基本とする29の地域コミュニティ組織があり、地域振興や防災、福祉などの課題に取り組んでいます。
組織がさまざまな事業を進めるなかで、私は「どんな地域にしていきたいか・何をすべきか」を一緒に考えたり、事業に参加させていただいたりしています。また事業実施後の振り返りでの意見集約から、次の事業へどう生かすかを一緒に悩んで話し合います。
◇豊岡で暮らし始めて
豊岡での暮らしは「初めて」の連続です。引っ越してすぐに大雪が降り、初めて自分の運転で雪道を走りました。また、初めて自分でタケノコを調理し、地域の方から「これ美味しいから」と初めて見る野菜をいただくなど、毎日が新しい発見に満ちています。そんな時、親切にアドバイスや方法を示してくれる方々のおかげで、その一つ一つを楽しむことができています。たくさんの人に支えられている豊岡での暮らしに、これからも活動を通して感謝を伝えていきたいです。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
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