■身近な自然を親子一緒に楽しんでほしい
◇但東 野あそびくらぶ いつなっと
代表 西垣 由佳子(にしがき ゆかこ)さん
但東町在住。2007年に夫の故郷である但東町に移住。「但東 野あそびくらぶ いつなっと」の五感を使った自然観察会や体験活動は人気となり、常に定員を超える申込みがある。
NACS-J自然観察指導員、豊岡市環境審議会副会長、生物多様性地域戦略の策定委員も務める。
・いつなっとFacebook(本紙の二次元コードを読み取りご確認ください)
子どもたちが安心して自然を体験できる機会を増やしたいと、2021年に「但東 野あそびくらぶ いつなっと」を立ち上げました。
山や川で遊んだ経験の少ない子どもたちに、自然の面白さや昔から但馬に伝わってきた暮らしの知恵や文化を伝えたいと考えたのがきっかけです。
2カ月に一度、但東町で親子を対象とした自然観察会や体験活動を行っています。
自然観察会では、参加した子どもたちと一緒に、親世代も楽しみ、学んでいる場面に何度も出会いました。
スタッフは10人。私たち自身も常々、学びながら取り組んでいます。また、地域の方々に助けていただくことも多く、但東の人の温かさを感じながら、活動してきました。
一見、豊かに見える但馬の自然ですが、その実、さまざまな危機に瀕(ひん)しています。自然を知ること、体験することで興味を持ち、好きになってもらい、但馬の自然を守ることにもつながっていくよう、これからも活動を続けていきたいと考えています。
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