■いのちと交流、危機管理の道
9月23日、北近畿豊岡自動車道「豊岡道路」(但馬空港インターチェンジから豊岡出石インターチェンジまで)の約2kmが開通し、式典やイベントが開催されました。
◆佐野トンネル完成除幕式
9月5日、地元八条小学校6年生56人が、佐野トンネル完成除幕式に出席し、完成を祝いました。
◇トンネルや道路工事の説明
豊岡河川国道事務所職員や工事を行った建設会社の社員から、道路やトンネル工事がどのようにして行われてきたのかを聞きました。児童からは「工事にはどれくらいの人が関わっていますか」など興味を持って質問する姿がありました。
◇除幕式
佐野トンネル外へ移動し、トンネルの壁面モニュメントの除幕式を行いました。豊岡市街地への入口となるこの場所にコウノトリが描かれています。
◇ウオーキング
完成前の道路を歩いた児童は「特別に新しい道路を歩くことができてうれしいです」「きれいな道でとても歩きやすいです」などと話していました。担任教諭は「児童らは自分たちが一番に道路を歩くことができると楽しみにしており、大人になっても自慢したいと話していました。このイベントをきっかけに、豊岡への親しみにつながるとうれしいです」と話していました。
◆開通記念イベント トンネル・橋梁(きょうりょう)ウオーク
9月16日、約2,000人が参加して、豊岡出石インターチェンジから但馬空港インターチェンジ付近までの開通前の道路1.5kmを歩く記念イベントが行われました。会場には、道路ができるまでのパネル展示や災害時に活躍する車両の展示、キッチンカーや観光協会のブースなどがあり、ウオーキング後もにぎわいました。
◇参加者の声
・道路標識や勾配の確認ができ、運転する時の参考になりました(30代女性)
・八鹿、日高に続き、3回目の参加です。歩いてみることで、車では一瞬で通り過ぎてしまう標識やトンネル内の設備、形状等もじっくり見ることができました。また、工事などの説明も聞き勉強になりました(60代夫婦)
◆市街地へのアクセス向上 開通式典
9月23日、北近畿豊岡自動車道「豊岡道路」の開通式典が行われ、市長や関係者などが出席し道路の開通を祝いました。
式典で関貫市長は「道路の開通により京阪神地域から市内観光地までの所要時間の短縮や、近隣の観光地との周遊を促すことで、観光地としての質がますます高くなります。また、公立豊岡病院但馬救命救急センターへの緊急搬送や、ドクターカーの運用による医療介入時間の短縮が実現し、市民の安全安心につながります」と述べ、新しい道路の開通を喜びました。
式典後には、通り初めが行われ、開通した道路に次々と車が入っていきました。
また、北近畿豊岡自動車道「豊岡道路」の開通と同時に、豊岡病院付近から豊岡出石インターチェンジ、但馬空港へとつながる県道も開通しました。
・佐野トンネル完成除幕式
・トンネル・橋梁ウオーク豊岡道路開通式典
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