■地域プロジェクトマネージャーが着任しました
10月1日、市が実施している事業をより良くし、結婚希望者の思いを叶えるため、地域プロジェクトマネージャーが着任しました。
◆出会いの機会を提供しています
全国的な傾向と同じく、本市でも若い女性の人口減少に加え、未婚率も近年急激に上がっています。
また、国の専門機関※の調査では、若者が結婚できない理由の第1位が男女ともに「適当な相手にめぐりあわない」ことであるという結果を示しています(※国立社会保障・人口問題研究所)。
こうした課題を解決するために、本市では1対1でのお見合い事業やマッチングイベントの企画など、さまざまな出会いの機会を提供してきました。
その結果、結婚支援事業に参加して結婚した方は直近3カ年で65組と、市内全体の婚姻数の約1割を占めており、一定の成果が出てきたと考えています。
しかしながら、市内の婚姻数は年々減少してきているため、これまでの結婚支援事業をさらに加速させる必要があると考えています。
▽結婚促進事業の実績(成婚者数推移)
◆国の制度を活用し、専門人材を配置しました
本市で初めて、地域プロジェクトマネージャー1人を配置しました。今回のプロジェクトは、本市の「結婚支援事業のブラッシュアップ(磨き上げ)」です。3年間(2024年10月1日~27年3月31日)の任期期間中に次の事業を実施していく予定です。
◇紹介マッチング事業のデジタル化
婚活イベントや登録制度のデジタル活用、アプリ開発・導入検討
◇近隣市町と一緒に取り組む、広域化や民営化の実現
北近畿エリア自治体との連携
◇受入れ体制の拡充と相談体制の強化
休日窓口開設の対応、ボランティア縁むすびによる協力体制構築
▽地域プロジェクトマネージャー
総務省が2021年度に創設した制度で、市が実施する地域の重要プロジェクトのマネジメントを主に担当する人材です。市と地域、民間の間の関係を作っていくことが期待されます。
◆これまでの経験を最大限に生かし、使命を果たしていく
▽婚活事業プロデューサー 高崎 一三(たかさき いちぞう)さん
10月1日から地域プロジェクトマネージャーとして、豊岡市婚活事業のアドバイザーに着任しました。
ここ数年で地方への移住を求め、全国各地の情報収集をしていた中で、子どもの頃からご縁のあった豊岡に移り住むことになりました。
地域プロジェクトマネージャーとして婚活支援に取り組むのは、全国に先駆けた試みとなるようですが、私自身のこれまでの人生経験や携わってきた事業の経験を最大限に生かし、与えられた使命をしっかりと果たしていけるよう全力で取り組んでまいります。
※高崎一三さんの「高崎」は環境依存文字のため、置き換えています。詳しくは本紙でご確認ください。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
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