都市部から地方への移住を促進する国の制度「地域おこし協力隊」。個性溢れる隊員自らが活動を紹介するシリーズ!
◆vol.33 まちづくり×演劇 広報担当
友金彩佳(ともかねあやか)
岡山県真庭市出身。音楽をきっかけに写真とデザインに興味を持つ。新潟、茨城、千葉への転居を経て、2021年に豊岡へ移住。趣味は漫画を読むことと古着屋巡り
◇豊岡に出会うまで
父親の影響で幼い頃からライブハウスが身近にあり、表舞台に立つ人をサポートする仕事に憧れがありました。大学で写真にのめり込んだことを機に、新卒で写真スタジオに入社するも、ハードな環境から1年ほどで退社。その後生活のためにコールセンターに勤めますが、数字を追うだけの日々に充足感は得られないままでした。そんな中、友人から「友金は面白いと思える仕事しないともったいないよ」と教えてもらったのが豊岡演劇祭の協力隊募集。関心のある分野とも近かったことから、21年の春に豊岡へ移住しました。
◇裾野の広い演劇祭を目指して
演劇祭では、デザインや撮影などの広報業務を担当しています。運営にあたって大事なキーワードは“まちづくりとの連動”。地域の方から「一緒に何かしたい」との声をいただく機会も増え、今年は市内の企業と連携してグッズ開発も行いました。舞台芸術以外の角度からも興味を持ってもらえるきっかけを増やしていくこと、見知った場所が物語の舞台になる様子を切り取って伝えることが、演劇畑出身ではない自分にできることだと思っています。
◇「好き」が連鎖していくまち
豊岡は面積こそ広いですが、人間関係はすごく密。ちょっとした出会いが次につながることも多々あり、ありがたいことに演劇祭以外でも活動の場をいただけるようになりました。最近では、地域の魅力や暮らしを写真で伝える「豊岡グラフ」というプロジェクトも始動させています。
私にとっての豊岡は、昔からの興味が次々と連鎖していく不思議な場所。今までかなえられなかった「やってみたい!」を現実にしてくれたこのまちに巡り会えたことに感謝しています。任期後も豊岡に残りますので、今後も地域活性化のお手伝いができるようがんばってまいります。
問合せ:地域づくり課
【電話】21-9096
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