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自治体の皆さまへ

〔5月12日は民生委員・児童委員の日〕地域の身近な相談相手

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兵庫県豊岡市

■生活上の心配ごと、困りごとは民生委員・児童委員に相談を
本市では、218人の民生委員・児童委員がそれぞれの地区で活動しています。委員は、市民の皆さんの生活上の相談に応じ、専門機関への「つなぎ役」として問題解決の手助けをします。
委員には法に基づく「守秘義務」があり、市民の皆さんの相談内容を他人に漏らすことはありません。生活や介護、子育てなどで困っていることがあれば、一人で悩まず、居住区の民生委員・児童委員に気軽に相談してください。居住区の民生委員・児童委員の連絡先は、問い合わせてください。

◆こんな活動を行っています
◇相談
高齢者や乳児がいる家庭など、地域住民が抱える悩みや心配ごとなどの相談を受ける

◇情報提供
本人や家族の希望に沿って福祉サービスなどの情報提供を行う

◇関係機関との調整
福祉サービスが利用できるように、必要に応じて専門機関につなぐ

◇生活支援
高齢者の安否確認や見守りのための訪問活動を行う

◇社会調査
市などの依頼で、担当区域内の高齢者世帯などの状況調査などに協力する

◇地域活動
高齢者や子育て家庭を対象にしたサロン活動、こども食堂の運営などに取り組む

◇組織活動
地域の民生委員・児童委員による月例会議に参加し、委員同士の情報交換や地域の課題などについて話し合いを行う

◆悩みや近所で気になることがあれば相談してください
《こんな悩みはありませんか》
▽生活・健康の不安
一人暮らしで寂しい、高齢者2人で何かあったら心配など

▽お金のこと
生活費がない、定年退職後の生活費が不安など

▽福祉サービスのこと
困っているがどこに相談したらよいか分からない、介護保険を利用したいなど

《近所で気になることはありませんか》
▽近所のこと
最近〇〇さんの姿を見掛けない、〇〇さんの家に何日分も新聞がたまっているなど

▽虐待のこと
〇〇さんの家の怒鳴り声と子どもの泣き声がすごいなど

▽子育てのこと
子育てのことで相談できる人がいない、子どもが学校に行かなくなったなど

◆民生委員・児童委員の声
《高齢者宅へ訪問活動》
▽看護師としての視点を生かす
・民生委員(日高地域) 森田智津子(もりたちづこ)さん
訪問活動では、看護師としての視点も生かしながら、地域の方の体調に変化がないか気を付けています。訪問先の方には名前を覚えてもらい、私の訪問を待ってもらえるようになりました。何気ない会話の中で、声の調子や体の動きなどに気を付けて、見守っています。訪問後は、逆に私が元気をもらっています。

▽話を聞くことを大切に
・民生委員(但東地域) 岡野隆(おかのたかし)さん
地域における高齢者の見守りや安否確認活動については、話を聞くことを大切にしています。感染予防対策に追われ大変な時期もありましたが、これからは以前のように訪問活動を積極的に行っていきたいと思っています。誰もが「孤立しない」「孤独にならない」ことが大切です。

《赤ちゃん訪問事業》
▽地域で成長する子どもの姿を楽しみに
・主任児童委員(竹野地域) 古保初代(こぼはつよ)さん
「赤ちゃん訪問事業」では、生後4カ月までの赤ちゃんがいる家庭を訪問し、竹野地域で生まれたほとんどの赤ちゃんとお母さんに出会うことができました。委員としての活動を通して、当時小さかった赤ちゃんが元気に伸び伸びと地域の中で成長していく姿を見るたびに、委員を長く続けてきてよかったと実感しています。

《高齢者対象のサロン活動》
▽健康状態の変化に注意して見守り
・民生委員(豊岡地域) 井上由美(いのうえゆみ)さん
地域の「いきいきサロン」では、特に一人暮らしの方に、けがや病気など健康状態の変化がないか、注意して見守っています。外出しづらい時期もありましたが、今後は対面で交流する機会を増やしていきたいと思っています。また、ご自身やご家族で困りごとがあれば、一人で抱え込まずに、小さなことでも民生委員に声を掛けてください。

▽あいさつ、声掛けを大切に
・民生委員(出石地域) 山本(やまもと)すみえさん
民生委員は、地域の方との信頼関係が大切です。個人情報などを漏らさないよう「守秘義務」の徹底を心掛けています。対面で会うことができず、地域の皆さんの顔が見られなくて寂しい時期もありましたが、ようやく以前のように集まる機会が戻ってきました。「人と人とのつながりはあいさつから」です。これからも声掛けを大切に活動していきます。

《こども食堂》
▽地域の重要な三世代交流の場
・主任児童委員(城崎地域) 大梅晴美(おおうめはるみ)さん
「こども食堂」の立ち上げから2年。コロナ禍だからこそやらなければと、主催者と協力して乗り越えてきました。今では、一人暮らしの高齢者、小中学生、地区の民生委員などが食卓を囲み、その周りを小さい子どもたちが走り回っているという形が定着してきました。ボランティアの方も徐々に増え、支援の輪が広がってきています。

問合せ:社会福祉課
【電話】24-5504

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