この人キラリ No.09

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■津居山漁港の船員を養成し漁業を後世に残したい
◇但馬漁業協同組合津居山支所　外国人漁業実習生受入事業協議会　会長　吉野光智(よしのみつのり)さん

津居山在住。23歳から家業であった漁業を継ぐ。現在は、底引き網漁船・吉野丸の船長として船の操縦や外国人漁業実習生への指導を行っている。2022年から但馬漁業協同組合津居山支所の外国人漁業実習生受入事業協議会会長に就任。

津居山漁港では、日本人船員の不足などの理由により、2007年から外国人漁業実習生を受け入れています。これまでに受け入れた実習生は100人を超え、現在は22人の実習生を指導しています。
漁港の宿舎で共同生活を送る実習生には、カレイ、カニ、ホタルイカの漁業実習の指導だけでなく、食料品の買い出しの送迎など生活のサポートも行います。
実習生を受け入れた当初は、言語や生活文化の違いを理解することにお互いが苦労しましたが、実習を修了した方から「また船長の漁船に乗りたい」と言われると、とてもうれしく思います。
また、最近では港周辺の住民と実習生との交流も生まれてきています。
船員不足は深刻で、操業する漁船は年々減少しています。今後も津居山の船員を一人でも多く養成することで、津居山の海の幸を多くの方に「おいしい」と言って食べてもらえるような漁業を後世に残していきたいと思います。