■世界が認めた城崎からいつかオリンピック選手を
◇円山川城崎ローイング協会理事長 結城英和(ゆうきひでかず)さん
小学生の時、親子ボート教室に参加したことをきっかけにボート競技を始める。国民体育大会に県代表選手として3度出場し、兵庫県国体の際には監督を務める。現在は、青山学院大学ボート部のコーチも務めるなど後進育成に励んでいる。
球技が苦手で、初めて楽しいと思ったのがローイング(ボート)競技でした。練習はきつく、二度とやりたくないと思うこともありましたが、苦しさより楽しさが勝り、現在までローイング競技に関わっています。
2021年に、東京オリンピック出場のため、ドイツとスイス代表チームが城崎(円山川)で事前合宿を行いました。円山川や練習環境が世界に認められ、うれしかったです。
現在は、城崎中学校などでコーチを務めるなど、指導に力を入れています。競技をするからには、勝つ喜びを知ってほしい。しかし、練習がしんどいことは、経験してきて知っています。力をつけるために練習は必要ですが、子どもたちにとって何が1番良い方法か、時代に合わせた指導方法を模索中です。また、進学や就職をする中で、ローイング競技を続けられる環境を整備していくことも私たちの課題です。
地元のローイング競技人口は、まだまだ少ないと感じます。まずは、レクリエーションとしてボートに乗るところから、ローイング競技に親しんでもらえるとうれしいです。
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