春から秋にかけてハイキングや農作業、草刈りなど、山や草むらで活動する機会が多くなります。マダニは民家の裏山や裏庭、畑、あぜ道にも生息しています。マダニに噛(か)まれると、日本紅斑熱(こうはんねつ)や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)などに感染し、重症化することがあります。マダニに噛まれないように注意しましょう。
◆山や草むらに入る前の注意点
・肌の露出を少なくする(帽子、手袋の着用、首にタオルを巻く)
・長袖・長ズボン・登山用スパッツ等を着用する(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる)
・足を完全に覆う靴を履く(サンダルは避ける)
・明るい色の服を着る(マダニを目視で確認しやすくする)
◆虫よけ剤の活用も有効
忌避剤(虫よけ剤)を使用するとマダニの付着数は減少しますが、マダニの付着を完全に防ぐわけではありません。忌避剤を過信せず、さまざまな防護手段と組み合わせて対策を取りましょう。
◆山や草むらに入った後の注意点
・上着や作業着は家の中に持ち込まない
・活動後はすぐに入浴し、マダニに噛まれていないか確認する(特に脇の下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部)
◆マダニに噛まれた時の対処法
・無理に引き抜こうとせず、医療機関で処置(マダニの除去、洗浄等)をしてもらう
・噛まれた後、数週間程度は体調の変化に注意し、発熱や食欲低下、嘔吐(おうと)、下痢等の症状が認められた場合は医療機関を受診する
■厚生労働省ホームページ(詳しくは本紙の二次元コードを読み取りご確認ください)
問合せ:健康増進課
【電話】24-1127
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