この人キラリ No.12

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■移動のきっかけを提供し安心して暮らせるまちに
◇株式会社アンズケア　代表取締役　秋山一平(あきやまいっぺい)さん

養父市在住。公立八鹿病院勤務を経て、2019年11月に株式会社アンズケアを設立。2020年3月に日高町にリハビリ特化型デイサービス「and Reha.(アンドリハ)」をオープン。
本市の「豊岡スマートコミュニティ推進機構(TSC)」の取組みの1つとして高齢者外出支援の実証実験を実施。
※実証実験の詳細は本紙の二次元コードを読み取りご確認ください。

体を動かすことが好きで、リハビリを通じて人の役に立ちたいと思い、理学療法士を志しました。
その中で、いつまでも健康に過ごすための介護予防の観点から、地域でリハビリを行う仕組みを作りたいと考えるようになり、リハビリ特化型の事業所を立ち上げました。
私は、事業所で行うリハビリだけが介護予防となるのではなく、買い物や友人と出会うなど、自分の足を使った「外出」こそが究極の介護予防につながると考えています。
その手段として、TSCと連携し、送迎車でデイサービスの行き帰りの道中(どうちゅう)や通所以外の日にも買い物や食事など、利用者が目的地に移動できる高齢者外出支援の実証実験を進めています。利用者からは「久しぶりの外出が楽しいと思えた」などの声があがっています。
このような「移動のきっかけ」となる機会を今後も提供することで、リハビリを必要とする方の外出を後押しでき、より活動的で安心して暮らせるまちにしていきたいです。